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2017/12/18 23:46
競馬中級講座:折り合いと位置取り(その2)
5.一流外国人騎手
この考え方に革命をもたらしたのが一流外国人騎手です。彼らは馬を管理するのがとてもうまく、いい位置を取りに行くために馬を出して行っても、馬が掛からない。または掛かってもしっかり抑えることができる。この技術と自信があるので、もちろんスタミナ温存のために前半は抑えるのですが、抑え過ぎて位置取りを悪くすることを嫌がり、ある程度の脚を使って位置を取りに行きます。
6.馬を外に出す技術
日本人騎手は内で包まれるのを嫌がります。だから多少距離損をしても外目に馬を出して走ります。少なくとも最内を避けます。外国人騎手は勝負所で馬を外に出す技術が優れているので、最内を走るのを恐れません。いつでも外に出せるという自信があるのでしょう。もちろん、デムーロもルメールも内で詰まることもありますが、日本人騎手ほどではないようです。
7.まとめ
勝つためにはいい位置が取りたい。でも、前半で脚を使うと最後にスタミナ切れしてしまう。この相反する2つの事象のバランスをうまくとれるかどうか。これが名手になれるかどうかの分かれ道だと思います。良い位置を取るために足を使う。でも最後にスタミナ切れしない。それが理想だと思います。


