競輪
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2018/02/05 17:11
東京新聞杯、回顧
ラップタイム：��12.4-��11.4-��11.6-��12.2-��12.4-��11.1-��11.0-��12.0
リスグラシューはいつもより良いスタートを切りました。正確にはここ２走スタートが悪かったので、今回はふつうにスタートしたという感じです。そして、武豊も無理に抑えず馬なりで上がって行きました。レース前からペースが速くなりそうもないと思っていたのかもしれません。
４００ｍ通過が２３．８秒、隊列が落ち着いてリスグラシューは６，７番手の好位置をキープしました。６００ｍ通過が３５．４秒で縦長の隊列になりました。良馬場ですが降雪の影響であまり良い馬場ではなかったようです。
ここからペースが落ちます（�きァ法�先行馬と好位勢はしっかり脚を溜めることができました。後方勢は前との差を詰めて馬群が凝縮します。
残り６００ｍから一気にペースが上がります（�ΝА法�ラストスパートです。１０００ｍ通過が６０．０秒ですから馬場を考えると速くもなく、遅くもなく、どちらかというとやや遅いか。このペースならどの馬も脚を余すことはないでしょう。
前から２列目にいたリスグラシューは虎視眈々と進路を探します。残り３００ｍでマイネルアウラートとグレーターロンドンの間を鋭く抜け出します。横から見ると狭そうに見えましたが、パトロールビデオで確認すると２頭分ぐらいの間隔でした。とにかく、このときの脚はすごかったですね。その後は内で伸びるサトノアレス、外から追い込んで来たダイワギャグニーの追撃をかわしてゴールインします。
リスグラシューは、走力も成長しましたが、気性の成長も大きいと思います。多くの方が、リスグラシューが残り３００ｍで抜け出してきたところに注目しているようですが、私は、�い妊據璽垢�落ちたときにかからずにしっかり脚を溜めたことに注目します。
騎手にとってペースが落ちたときが、自分の馬が掛かってしまうのではないかと、心配なのです。ここでじっくり我慢できたのが最後の直線の瞬発力につながったのだと思います。これは走力というより気性の成長だと思います。
逆に大外枠のグレーターロンドンは、好位置を取るためにスタートから出して行ったのですが、騎手の意図に反して行き過ぎてしまい、前半から２，３番手を走ってスタミナをロスしました。そして鋭い末脚を繰り出すことができなくなってしまいました。この辺りが超一流騎手との力量差だと思います。
２着のサトノアレスはマイペース。３番枠の利点を生かし、終始後方の内を追走して、４角も最内を回って、最後の直線も最内を伸びました。内が空くのを予想した（？）騎乗でした。５番人気ということもあって、思い切った騎乗ができたのでしょう。
３着のダイワギャグニーは好位置を追走して自分の力は出し切ったと思います。勝った馬とは瞬発力の差だと思います。
リスグラシューの春の目標はヴィクトリアＭだと思いますが、Ｇ１といっても牝馬限定ですから、このレースのように走れれば十分チャンスがあると思います。
- リスグラシュー
- マイネルアウラート
- グレーターロンドン
- パトロール
- サトノアレス
- ダイワ
