スマートフォン版へ

マイページ

5994件のひとこと日記があります。

<< エプソムC、優勝確率(最終)... ひとこと日記一覧 エプソムC、前日予想... >>

2018/06/09 10:07

JRA競馬学校の改革

香港所属のモレイラ騎手が今秋のJRA騎手免許試験を受験するというニュースが注目を集めています。モレイラ騎手は短期免許や騎手招待で何度か来日して好成績をあげたり、海外の大レースで日本馬を何度も優勝に導いています。彼は間違いなく超一流の騎手です。彼がJRAの騎手となってくれれば間違いなくJRAにいい影響を与えてくれると思います。是非合格して欲しいと思います。

このニュースと関連して、以前から言っているように、JRA競馬学校(以後、競馬学校)の改革の必要性を感じました。現在の競馬学校は少数の生徒を手厚く指導して、3年間在籍すればほぼ全員JRAの騎手になれるというシステムです。最近は約150名の応募者があり、その中から10名前後が合格しています。学校生活に適応できないで途中退学者が数名出るので、毎年5〜7名ぐらいが卒業する。つまり毎年5〜7名の新人ジョッキーがデビューします。

この制度にはメリットがある。競馬学校を頑張って卒業すれば、騎手という職業が保障される。入学者は安心できます。中学校卒業から入学する生徒にとって、中退して別の進路を考えなければならないというのはとても厳しい状況です。JRAの親心を感じます。さらに入学者を少数に絞れば指導もしやすいし、寮の管理も楽で、費用も安く抑えられる。

しかし、同時にデメリットもあります。入学者を絞るというのは、素質のある生徒や入学してから才能を開花させる生徒をカットする。つまり、将来の超一流騎手の芽を摘むことになるのです。また、中学卒業時点で生徒の潜在能力をどのように判定するのか。合格基準は何なのか。選ばれた合格者は本当にそれにふさわしいのか。

1つの案として、よほど騎手に向かないと思われる受験者は除いて、多くの受験者を入学させて、入学後に競わせ、試験をして、ふるいにかける。その結果として最後に残った5〜7名が騎手になれるという制度はどうだろうか。つまり、教官の指導を受けるのはもちろんだが、自分自身で日々練習、工夫、努力をしないと、すぐ首を切られるというシステムだ。高度な技術は教えられて身につくものではなく、自分で体得しないと身につかないと言われる。成果を出せない生徒に身分の保証はないという制度である。

もちろんこの制度にもいろいろ問題点はあるだろう。デメリットもある。ただ、改革をしないで保守的な態度では何も始まらない。保護主義と競争主義のバランスをうまく取った改革を進めて欲しい。

この件でJRAに意見を送りました。以下にコピーを貼り付けます。
「現在のJRA競馬学校は少数主義を取っている。しかし、そこから世界に通用する超一流騎手は生まれない。もっと多くの入学者を受け入れて、入学後に競わせ、試験をし、ふるいにかけて卒業生を出すというシステムに改革するべきだ。毎年150名ぐらいの応募者がいるが、余程騎手に向かないと思われる者以外は合格させて、入学後に定期的に試験をして不合格になったものを退学させるというシステムだ。そうすれば生徒は必死に技能向上に目の色を変えると思う。その競争から未来の超一流騎手が生まれると思う。JRAにとどまらず、世界に飛び出していく騎手さえ誕生するかもしれない。保護主義と競争主義をうまく組み合わせた改革を行ってほしい。」

お気に入り一括登録
  • バラン

いいね! ファイト!

  • FCRさんがいいね!と言っています。

    2018/06/09 10:23 ブロック