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2018/10/15 17:15
秋華賞、回顧(凱旋門賞の思い出)
秋華賞はアーモンドアイが三冠を達成しました。単勝1.3倍の1番人気、1.1/2馬身差、危なげなく勝ったように見えますが、私から言わせると、いくつも危ないところがあって冷や冷やして見ていました。5か月の休み明け、パドックでの入れ込み、スタートでの遅れ、3角過ぎて前が壁になってなかなか上がって行けない、4角で大きく外にふくれる、最後の直線の入り口での先頭との大差、短い直線。これだけ自身の不利、展開の不利がありながら、何事もなかったように勝ってしまった。
今回は3歳牝馬限定だから勝てたのであって、ジャパンCや凱旋門賞のような高レベルのレースではどの要素を取っても致命傷になります。やはり、中団の内を追走して、しっかり脚を溜めて、最後の直線で素早く外に出して追い込む。今年の凱旋門賞のシーオブクラスの走りをしないと好走は難しいです。
今でも凱旋門賞で勝つチャンスがあった日本馬として思い出すのは、エルコンドルパサーやディープインパクトやオルフェーヴルの他に、当時3歳牝馬だったハープスターがいました。ハープスターは4角で20頭中19番手、大外を回してすごい脚で追い込んで来た。さすがに届くはずもなかったが、6着まで追い込んだ。日本馬の最先着だった。他にジャスタウェイ(福永)8着、ゴールドシップ(横山典)14着。あのロンシャンの馬場で、4角大外を回して上り推定33.3秒の脚を使った。
この年(2014年)は、3頭の日本馬が出走して、すべて日本人騎手が騎乗。このとき私はひそかに「今年は勝てそうだ」と思っていた。特にハープスターに一番チャンスがあると思っていた。人気ではジャスタウェイの方が上だったが、ハープスターは斤量も軽いし、調子もよさそうだし、あの末脚が炸裂すれば勝てるチャンスは大きいと思って、テレビの前で少し緊張して座っていた。
その時ハープスターの騎手は川田さん。レース後に「先生からの指示でいつもの競馬。悔いはありません」とコメントした。あなたが悔いがなくとも、私はどんなに悔しかったか。地元の調教師や競馬関係者も苦笑したそうだ。あるフランスの調教師は「こちらのレースは戦略が大事。流れ、展開を読めないと勝てないんだ」とハープスターのレース運びに苦言を呈したそうだ。そして、その年はペリエが騎乗馬が無く空いていたそうだ。もしペリエが騎乗していあたら、日本初の凱旋門賞馬はハープスターだったかもしれない。
アーモンドアイの次走は、なにも異常がなければ、ジャパンCになりそうだ。今度は休み明けを叩いて、さらに仕上げてくるだろう。調教師も秋華賞は八分(80%)の仕上げだったと言っている。ルメールも挑戦者の立場で一発を狙ってくるだろう。ぎりぎりの勝負をかけてくるはずだ。馬連の軸としては堅いかもしれない。
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ホワイトヤンキーさん
オイルポンプさん、おはようございます。
日本馬が凱旋門賞を勝つには馬を強くすると同時に騎手も育てないといけません。
距離を間違える騎手もいるぐらいですから日本人騎手はおめでたいです。
JCは3歳牝馬ではジェンティルドンナが勝っています。
アーモンドアイにもチャンスはあると思います。 -
オイルポンプさん
ハープ覚えてるなあ
史上最強の6着馬とヨーロッパの新聞に載ってましたね
JCはスワーヴの天皇賞の結果次第で一番人気だろうなぁ
まだ先ですが現地観戦も視野に入れアーモンドアイの単勝って考えてます。 -
オイルポンプさんがいいね!と言っています。
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ホワイトヤンキーさん
shiningさん、こんばんは。
JCは、メンバーがまだ固まっていないので何とも言えませんが、アーモンドアイにもチャンスはあると思います。
菊花賞、天皇賞(秋)はJCを占う意味でも注目しています。 -
私はワイドだったせいか、アーモンドアイの位置取り、気にならなかったです(笑)
JCのような上級レースなら、オークスの時のように人馬一体となった本気の騎乗が見られると思います。 -
shining14さんがいいね!と言っています。


