天皇賞春、エタリオウ

◆エタリオウ
前走の日経賞はメイショウテッコンの２着。中団追走で、残り１０００ｍで動いてメイショウテッコンに並ぶ。そのまま最後の直線に入るが、ゴール前でメイショウテッコンに突き放された。１.1/4馬身、０．２秒差。途中で脚を使ったこと、５か月の休み明けであることが不利だった。

２走前の菊花賞は、スタートは後方２番手、１０００ｍ地点から位置取りを上げて中団の外。日経賞もそうだけど、途中でよく動くね。途中で動くというのは初めの位置取りがうまくいかなかったということ。あまり良くないこと。今のデムーロの不振を象徴するプレーだ。

そして４角でまくって先頭に立つが、内から伸びてきたフィエールマンに差された。フィエールマンが内から３頭目あたりで前に馬を置いて走っているのに対し、エタリオウは内から４頭目で前に馬を置くことができずに外々を走って馬に負担が掛かっていた。

ただ、内でじっと脚を溜めても、そこから鋭い瞬発力を発揮できるかと言うと、よく分からない。早く仕掛けて長く脚を使えるタイプかもしれない。Ｇ２，Ｇ１で２着が連続３回。どんな展開でも好走はするけど勝ち切れないというキャラクターが身についてしまったのか。勝てなくとも２着を確保してくれれば馬連の軸として本命にできるけど、そういう時に限って３着に来るんだよね。ワイドの軸か。