宝塚記念：キセキ

◆キセキ
■大阪杯（阪神２０００ｍ内）２着：２番手で先行。最後の直線でよく伸びた。勝ったアルアインは内の４番手、３着のワグネリアンは内の７番手。内々を回った馬が上位に来ている。中団や後方を追走して、最後の直線で外に出した馬は伸びなかった。

■有馬記念、５着：１６頭立ての１４番枠。あまりいいスタートではなく、先頭に立つのに時間がかかった。その間に脚を使ってしまった。１３００ｍ過ぎてペースを上げて後続を引き離す。最後の直線に入って減速、ゴール前で後続に差された。

ここ４戦はＧ１で、すべて５着以内の好成績。今回も逃げが予想される。この馬の逃げには特徴があって、途中（１０００ｍを超えたあたり）でペースを上げる。そこで後続との差を広げて、最後の直線で押し切るパターン。

ただ、ペースを上げた時点で、後続がついて行く場合と、ついて行かない場合がある。今回は、上位人気が予想されることと、最後の直線が短いコースなので、後続はピッタリマークしてくると思う。アルアインのように、瞬発力は弱いが長くいい脚が使える馬が有利だ。

いずれにしろ、逃げるのだから内枠が欲しい。好スタートを切ってスムーズに、脚を使わずに先頭に立ちたい。そうなれば、しぶとく粘ると思う。