函館記念、その前に野球ねたを２つ

今週は、いろいろありまして、競馬の検討が全くできませんでした。やっと少し手が空きましたので、函館記念の検討を始めたいと思います。もう、出走馬も枠番も決まりましたね。

競馬の前に野球ねたを２つ、やりたいと思います。まず、大リーグ（この言い方は古いと言われました。メジャーリーグと言わなければいけないそうです。今は日本人の英語力が上がってきて、日本語にどんどん英語を混ぜるようになってきました。昔は英語音痴がたくさんいたので、英語を日本語に訳す必要があったのだと思います。「メジャー」＝「大」です）。

大リーグ（この言い方が好きです。大リーグボール養成ギブス。大リーグ野球盤。）のホームラン競争を録画して全部見ました。形式やルールがだいぶ変わりましたね。前は、確か、何スイングで何本ホームランが打てるのか、そんな形式だったと思います。今年は、４分間（特定な条件で３０秒のボーナスが付く）で何本打てるかになっていました。

良いルール変更だったと思います。欧米人はルール作りが上手いですね。日本人は下手だと思います。相撲にしろ、剣道にしろ、ルールがあいまいで、それが良い面でもあるようですが、相撲では張り手は禁止されていませんが、張り手をやると怒られるようです。また、剣道では面が当たっても一本にならないことがあるそうです。「めん」と言わないといけないそうです。また、気迫がこもっていないといけないそうです。また、打ち終わった後の余韻も大切なようです。

このように、剣道はルールが精神的で、あいまいなので、オリンピックの種目にはならないそうです。でも、その精神性が受けて、世界の剣道人口は多いそうです。

さて、話を大リーグのホームラン競争に戻しますが、オールスターゲームの前日に行われ、当日来た観客は、ホームラン競争しか見ることができません。したがって、日本のような試合の前の前座ではないのです。ホームラン競争がメインなのです。

結論から言うと、大リーグのホームラン競争は、非常に内容が濃く、観客も盛り上がり、大成功だったと思います。企画・演出をした人を賞賛したいと思います。これは日本人にはまねできないだろうと思いました。ちなみに、優勝者には１００万ドル（１億８００万円）の賞金が出たそうです。日本は１００万円です。

もう１つのねたは、横浜DeNAベイスターズです。「オールスター時点で勝率５割以上なら優勝が狙える」というジンクスを言いましたが、ベイスターズの勝率は、オールスター時点で、３９勝４１敗、.４８８でした、残念、５割に届きませんでした。オールスター前のヤクルト戦で負けて、１勝届きませんでした。

でも、この成績で、なんと、セリーグ２位タイです。つまり、セリーグは、巨人以外、すべて勝率５割未満、５球団が借金を抱えているのです。巨人の独走なのです。実力の世界ですから、仕方ないのですが…。去年の覇者、広島が３８勝４３敗で４位。巨人が丸選手を引き抜いた効果が出ているようです。

ライバルチームの主力選手を引き抜くというのは、２倍の効果があるのです。つまり、その選手の力を１００とすると、広島は−１００、巨人は＋１００ですから、合計２００の効果があるのです。巨人が大リーグから１００の選手を補強する場合は、１００の効果しかありません。もし、丸選手が巨人でまったく働かなくとも、広島が−１００ですから、１００の効果があるのです。

個人的にはライバルチームの主力選手を引き抜いて、自分のチームを強くするというやり方は、リーグ全体のことを考えると、あまりやって欲しくない方法です。でも、ルール内であれば何をやってもいいということですから、巨人にそれをやめさせることはできません。

ベイスターズの成績には関心がありますが、日本のプロ野球全体にはそれほど関心が無いので、日本のオールスターはあまり見る気がしません。結果だけチェックするつもりです。あまり真剣にやっていない感じがします。２試合やるので、選手が薄まって、本当のオールスターではないと思います。

さらに、選手がお祭り気分で、はしゃいで、真剣勝負をしていません。企画・演出担当者は、何か改善策をしないと、オールスターが魅力あるものにならないと思います。チームが勝つために個人ができることを最大限に発揮する。そこに見ている者に感動を与えるのです。単に自分の能力を誇示する姿勢には癖癖（へきへき）します。