菊花賞：近走の評価（タスティエーラ）

7. タスティエーラ：A゜（６）
皐月賞は、位置取りも仕掛け時もベストで、松山騎手も勝ったと思ったでしょう。しかし、ゴール直前でソールオリエンスに差されてしまった。重馬場でハイペースを、中団で追走して、３角過ぎに外からまくって、最後の直線で先頭に立ってそのまま押し切ろうとした。

ダービーは、ソールオリエンスの斜め前に位置取って、終始マークした。最後の直線に入っても、外からソールオリエンスの進路を塞ぎ、その隙に一気に２馬身前に出た。この差が大きくものを言って、ゴールではクビ差まで迫られたが、押し切った。百戦錬磨の騎手が日本の若造を手玉に取ったといった感じ。

今回は、ダービーからの直行で、騎手はモレイラに乗り替わり。最近は外厩が充実したので、間隔が開いたのはあまり不利ではない。騎手のテン乗りは不利だ。しかし、一流騎手のモレイラなので、それほど大きな不利にはならない。

土曜日11:30にソールオリエンス2.4倍、タスティエーラ5.9倍だった単勝オッズが、土曜日18:50にはソールオリエンス2.8倍、タスティエーラ4.2倍になった。大分差が縮まってきた。午前中は、ソールオリエンスがやや人気過剰だと思ったが、現在はほぼ妥当な人気になってきたようだ。当日、オッズがどのように変化するか注目だ。