ジェンティルドンナ、惜しくも２着

ドバイシーマクラシックでセントニコラスアビーが優勝、ジェンティルドンナは惜しくも２着に負けました。負けたといっても２着です。初海外遠征で２着という成績はとても立派です。

ジェンティルドンナの勝利を確信していた人にとっては悔しい２着だと思いますが、セントニコラスアビー以外には完勝しているので、改めて能力の高さを示したと思います。
勝敗を分けたのは、スタートから位置取りが決まるまで、つまり１コーナーから２コーナーにかけてのカーブを馬４頭分ぐらい外を回り続けて距離損をしたことでしょう。実力が接近している場合、このような少しの損が勝敗を分けます。その原因となったのが日本馬、武豊騎乗のトレイルブレイザーだったことは皮肉です。トレイルブレイザーが中途半端な位置でジェンティルドンナが内に入るのをずっと邪魔していました。これもわざとやったことではないと思うので、仕方ないことです。

これで秋の凱旋門賞への期待が膨らみました。オルフェーヴルも参戦すると思うので、今回以上の強力コンビが結成されます。どちらかは分かりませんが、日本馬による凱旋門賞制覇が見えてきたような気がします。