マイラーズＣ、結果

◎カレンブラックヒル、４着
○クラレント、８着
▲マジンプロスパー、６着
△ダノンシャーク、３着
△グランプリボス、１着
△シルポート、１４着

カレンブラックヒルは残念ながら４着に敗れました。ハイペースで逃げると予想したシルポートが予想外に２番手に控えて、６００ｍ通過が３４．１、カレン自身は３４．３ぐらいではないでしょうか。フェブラリーＳの６００ｍ通過が３４．６だから、芝としてはそれほど速いとはいえないペースです。

カレンは好スタートを切ったので強気にハナを切りに行ってもよかったのですが、フェブラリーＳでハナを主張して最後の直線で失速した記憶が秋山騎手に残っていて自重したのでしょう。この辺りが騎手のセンスの問題で、果たしてその考え方が正しかったのか。前走で逃げ馬を追いかけて失敗したから今度は控えて脚を温存して仕掛けたら後続に差されたということでしょう。強気に前に行って、シルポートを突っついて、それでも行かなければ自分が行くといった感じでレースをしても良かったと思います。

ただ、１５着大敗の後の４着は上出来です。これは安田記念のためにはいい叩き台となったはずです。後は騎手が馬にどんなレースをさせるかに掛かっていると思います。スタートによって、他の先行馬の出方によって、ペースによって自在に考えを切り換えられるかが鍵です。その辺りは秋山騎手は一流外人騎手や戸崎騎手には一歩及ばないようです。おそらく次走も引き続き秋山騎手が乗ると思いますが、彼の真価ではなく、進化が問われるでしょう。