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2013/05/23 10:07
ダービーの思い出、その2(スペシャルウィーク)
第65回日本ダービーは武豊騎乗のスペシャルウィークが勝ちました。この時は、メモリアルスタンドの3階指定席で観戦していました。この指定席はゴールから300〜400mほど離れていますが、5・6階席と比べて低い位置でコースに近く、迫力ある馬の走る姿を見ることができます。また、ダービーのスタートが間近に見ることができます。
レース前半、福永騎手騎乗のキングへイローが逃げて、1000m1:00.6秒のペース。3歳馬の2400mでは、決して楽なペースではありません。こんなときは実力のない馬は脱落して、実力のある馬が実力どおりに勝ちます。(ちなみにキングへイローは後に高松宮記念(G1、1200m)を優勝するなど、古馬になってからは主に1200〜1600mで活躍した馬です)
予想通り、私の目の前(ゴール350m手前)で、スペシャルウィークがものすごい勢いで馬群の中から抜け出してくるのを目撃しました。あの迫力は競馬場でしか見ることができないものです。そして、そのまま後続との差を広げて、2着に5馬身差をつけて圧勝しました。
家に帰ってビデオを見たところ、スペシャルウィークが馬群を抜け出す瞬間は写っていませんでした。なぜならば、いつものようにカメラは直線半ばで、先頭から順に外の馬を確認するためにパンしていたのです。
そしてカメラが内に戻ったときには、スペシャルウィークはすでに馬群を抜け出し、後続との差を広げつつあるときでした。お約束とはいえ、あのシーンをお茶の間に届けないカメラマンはセンスがないと思いました。
スペシャルウィークは弥生賞でセイウンスカイをゴール直前きっちり差し切って優勝して、皐月賞に1番人気で臨んだのですが、逃げたセイウンスカイを捕らえきれず、キングへイローにも遅れて3着と敗れてしまいました。
それでもダービーは2.0倍の1番人気。私もほぼ勝つだろうと予想して、スペシャルウィークを頭に馬連で8点流しました。しかし、2着に14番人気のボールドエンペラーが来て馬連は13,100円の万馬券となり、私は馬券を的中させることができませんでした。
武騎手はこれがダービー初制覇で、その後、アドマイヤベガ、タニノギムレット、ディープインパクトと合計4勝しています。今年はキズナで挑戦しますが、勝てばダービー5勝目となります。果たして結果はどうなるのでしょうか。