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2014/04/01 10:03

ドバイシーマクラシック

ドバイシーマクラシックの最後の直線の攻防は迫力がありました。前半中団のインで脚を溜めたジェンティルドンナは最後の直線を向いて前が壁になり、狭い隙間を突きますが、前の馬に進路をふさがれます。そこで進路を外に向けると、そこへスミヨン騎乗のシリュスデゼーグルが外から斜行してジェンティルドンナを抑え込みにかかります。ジェンティルドンナも必死に押し返そうとしますが、どうしても進路が確保できません。仕方なくいったん抑えてシリュスデゼーグルの後ろに回って外に出しました。ここでもし、外から他の馬が来ていたらアウトだったと思います。それからジェンティルドンナは加速したスピードがいったん落ちて再加速をしますが、シリュスデゼーグルとは2馬身ぐらい差がついてしまいました。しかし、ジェンティルドンナそれをものともせずにシリュスデゼーグルを抜き去って優勝しました。

日本の騎手のフェアなプレーに慣れた競馬ファンにはかなり刺激の強いレースだったと思います。しかし、海外のレースではこのようなレースは珍しくありません。被害を受けたムーア騎手はレース後に「ラフな(荒れた)レースだった」と感想を述べています。

スミヨン騎手はジェンティルドンナの走行を妨害したとして3日間の騎乗停止処分を受けましたが、降着・失格はありませんでした。もちろんスミヨン騎手のプレーは褒められたものではありませんが、強い馬を負かしに行くという気迫を感じました。あそこは当然外からかぶせに行くでしょう。シリュスデゼーグルがもう少し強い馬ならあのまま勝っていたでしょう。自分は制裁を受けても馬を勝たせるという勝負に対する執念は、JRA競馬学校卒業生には足りない部分だと思います。ただ、あまり技術がないのに気持ちだけ先走るのは禁物です。大怪我をします。

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