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2014/05/30 11:06
外枠不利について
日本ダービーはご存知のように東京2400mコースで行われます。スタート後に約400mの直線がありますので、2000mコースよりは内外枠の有利不利は少ないですが、それでもほとんど18頭立てで行われますので、外枠の馬はうまく内へもぐりこめないと、終始外々を走ることになり、カーブでは距離損をします。
私の優勝確率では、東京2400mコースで18頭立ての場合、16〜18番枠の馬は、0%または1%の減点をします。今回のメンバーでは、16番レッドリヴェール、17番トーセンスターダム、18番ワールドインパクトをそれぞれ1%減点しました。
しかし、これはあくまで確率の話です。外枠でも、それが不利にならない場合もあります。例えば、先行馬が外枠に入ると不利になると言われますが、スタートとスタートダッシュが良い馬であれば、スタート後の直線で先頭に立つことができるので、それほど大きな不利にはなりません。
しかし、出遅れた場合とか、二の足がつかない(スタートダッシュが鈍い)場合は、なかなか前に出れないうちに1コーナーを迎え、カーブで自然と中団まで下がってしまうとか、無理して先行して必要以上に脚を使ってしまうということがあります。これは明らかに不利です。
後方追走追い込み型の馬は外枠はあまり不利にならないと思いがちですが、スタート後の直線で内を見ながら適した位置取りができるのはいいと思いますが、やはり、カーブで外外を走らされるので不利でしょう。最近の東京2400mコースは先行馬がかなり粘ります。それを後方から差し切るのはとても力が要ります。
後方追走の馬は、4コーナーで少なくとも10番手以内には押し上げておきたいところです。そうしないと、オークスのハープスターのようにクビ差届かずということが起きるでしょう。よほどハイペースにならない限り(1,2頭ハイペースで飛ばす場合は除く)、4コーナー最後方は届かない場合が多いです。
今回のメンバーではワンアンドオンリーが2番枠に入りました。内枠有利で1%加点しました。ワンアンドオンリーは後方追走型と言われています。2番枠なら、スタート後にそれほど脚を使わなくとも、中団後ろの好位置を取り、4コーナーまで内らち沿いを走ることができると思います。かなり有利です。問題はそこからうまく外へ出せるか、または、内に進路があってそこを突けるかです。
その辺りはベテラン横山騎手ですので、腹をくくって一か八か、うまくはまれば優勝または2着、はまらなければ詰まって脚を余して3〜6着になる可能性が高いと思います。彼は勝負師ですので、はまらない時はあっさり負けますのでご容赦を。