ずっと思ってたけど、水を差すようで言えな

ずっと思ってたけど、水を差すようで言えなかったこと。

ジャスタウェイが凱旋門賞に挑戦して負けるのはいい。
だって、すでに世界の頂点に立ったんだから。そこから先のチャレンジは名誉のためのもので、元を取らなきゃいけないというものではない。顔見せでも十分。フランスの競馬好きたちもジャスタウェイを見る事が出来て嬉しかっただろうし。それでいいんだ。
かたやハープスターはどうだ？なにかを成し遂げたのか？ちがうでしょ。そういう立場のものが大舞台に挑むなら、実を取りにいかなくちゃ。ましてクラブ所有馬なんだから。高い金かけていきました、負けましたではお話にならん。ハープスター陣営には勝つためのビジョンもストラテジーもなにもない。あれで勝とうなんて甘すぎる。ハープスターこそは長期滞在して環境に慣らし、しかるのちにチャレンジすべきだった。ゴールドシップ陣営も同様。

凱旋門賞を勝つには能力もさることながら適応力も肝心だということ。
かつて時間をかけてエルコンドルパサーを現地に適応させ、また適応力を見抜いてナカヤマフェスタを送り込んだ二ノ宮調教師の技量に、あらためて感服させられる。ああいう人が本物なんだ。