219件のひとこと日記があります。
2011/12/22 12:54
JC組の検証
添付は、JRAのHPからいただいたコース図と、自作のラップ表です。
今年のJCのラップを見ると、
向正面の部分では、そんなに緩んでないものの、途中まではまあ普通。
しかし、ウインバリアシオンが上がっていった所から、様相一変。
勝負所が後半4F目から、つまり、例年より1F早いところからの加速になりました。
トラックバイアスが内伸び馬場ということも手伝い、
外を回った馬には、とんでもなく不利だという点は認識した上で、
加速地点が早まっているので、先行していた馬たちも
ラストまで失速を抑えながら、どれだけスピードを維持出来るかが問われ、
決して楽な競馬ではなかったことが窺えます。
1?2角までは、似たようなペースだった2008年と比べて見ると、
ゆるむ部分で、今年の方はそこまでゆるまず、
ラスト5Fの丸で囲った部分では大きな差が出てます。
2008年のケースでは、勝ったスクリーンヒーロー、
6着のメイショウサムソンや、4着のマツリダゴッホらが、
このあと有馬記念で結果を出せませんでしたが、
JCでは楽なペースを先行していたので、
向正面?ラストまでの持続力が問われた流れに乗りにくかったというのが、
一つ言えることだと思います。
今年の場合は、仕掛け所が早まったことで前の組にも、
トラックバイアスで、後ろから外を回した馬にも、厳しい面がありましたが、
私見を言いますと、もっとも強い競馬をしたのは、トーセンジョーダン。
外枠から先行し、早めの勝負どころから抜け出しゴールまで持たせており、
大消耗戦になった天皇賞で勝ち切ったスタミナはJCでも生きましたね。
僅かにブエナビスタに差されはしたものの、
ラップバランスからの観点では、かなり高い価値があります。
有馬記念の向正面から早まる流れで動いても、
ラストまで凌げるだけの裏付けとなるでしょう。
先行して差を開けられた、トゥザグローリー、ローズキングダムは
今年は厳しい有馬になりそうです。
3着に突っ込んだジャガーメイルは、
徹頭徹尾、ラチ沿いを走り、残り1Fで、少し外に持ち出す競馬。
他が動いているところを、コーナーワークでショートカットしつつ脚を溜める好騎乗。
おなじ競馬が出来れば面白いかも知れませんが、
地力でのJC3着ではない点を考慮した上での取捨になりますね。
穴馬探しでJCのラップ検証をしましたが、
トーセンジョーダンの買い要素が、クローズアップされてしまいました。
資料引っ張り出して、えらく長々と書きましたが、
一言でいえば、
先日のブエナに続いて、人気馬の押し材料を見つけただけです(汗)
あとは、宝塚記念馬と3冠馬のラップ視点での検証ですが、
ここでも白旗があがれば、今年は穴無しの完全にガチの本命勝負になりそうです。