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2012/04/05 17:46
桜花賞の考察
今日は桜花賞の考察です。
年毎にいろんなバリエーションがあって、
なかなかこういう傾向とはっきりは言えませんね。
基本的には、中盤で息を入れてからの上がり勝負なんですけど、
ラストの形は様々で、単純な急加速能力のみではなく、
加速してからのスピード維持能力もある程度必要となります。
また、中盤に緩みはあるとはいえ、
ここまでの一連のレースよりも、レース全体でのスピードは相対的に上がっているので、
これまでのレースよりも厳しい底力が問われる点が重要。
というわけで、今回ラップバランスを考えるにあたって念頭に置いたのは、
テン〜中盤の構成で、ある程度のスピードが見られるレースだったかということ。
今年の場合は、クイーンカップやエルフィンSなど、
例年よりも中盤ラップが緩いレースが目立ったのもあり、
本番のペースにピタリと適合しそうなレースはなかなか見当たらず、
この段階から、正直かなり苦戦しました。
そして何回かデータを洗い直してる内に、見落としがあることに気がつきました。
牝馬路線の主要レースばかりを見ていたのですが、
よく考えると、牝馬路線以外でマイル重賞を走ってる馬がいました。
そしてそのレースラップが今回は適合性がありそう。
もうお分かりですね、シンザン記念のジェンティルドンナです。
チューリップ賞は熱発明けだったということで、今回は上昇度もありそうです。
それ以外の馬では、
やはり同コースレースの阪神JF、チューリップ賞の上位馬ですが、
もう一歩踏み込んで、阪神JF、チューリップ賞を比較してみました。
この2つのレースラップは、
★阪神JF 12.6 - 11.1 - 12.1 - 12.2 - 12.2 - 11.7 - 11.0 - 12.0
★チューリップ 12.7 - 10.9 - 12.1 - 12.3 - 12.2 - 12.2 - 11.3 - 11.8
5F目までの数字はほぼ同じ。
違いがあるのはラストの3Fです。
加速が始まっている地点が、
阪神JFでは後ろから3つ目に対し、チューリップ賞では後ろから2つ目。
つまり、
チューリップ賞の勝負所が直線だけだったと言えるデータであり、
同時に、前にいた組に相当有利な流れであるデータです。
ハナズゴールはかなり有力かと思いましたが、残念ながら回避の模様。
しかし、エピセアロームとジョワドヴィーヴルには注目の必要はありです。
特にジョワドヴィーヴルは、トライアル仕様の競馬をした節が濃厚な点と、
チューリップ賞よりも、阪神JFの方が桜花賞の流れに近い点から、
本番でパフォーマンスを上げる可能性は高く要注意です。
では、他のレースの組からも考えましょう。
少し盲点になりそうな所では、フェアリーSが今年は面白いバランス。
過去2年のラップは、通常の牝馬戦よりもスピード寄りのラップを刻んでいたために、
桜花賞には適合しないバランスになっていましたが、
今年は、このレースにしては緩んだため、本番に少し近めのバランスになりました。
穴ならここの勝ち馬トーセンベニザクラが一番だと思います。
次にフィリーズレビュー。
以前に書いたように、タメの入りにくいスピード比べで、
マイル戦よりもスプリント戦の適性が要求され、ここで適性を見せすぎた馬は、
クラシック本番では微妙な立場になりますが、
今年の勝ち馬アイムユアーズは、阪神JFで2着の実績が既にあるので、
むしろ両方のバランスに対応している能力の高さから、評価を落とす必要はないと考えます。
そして、ここで3着のプレノタートと4着のイチオクノホシの関係にも注目。
この2頭はクイーンカップでの差が逆転した形になりましたが、
私はこれこそ距離適性の表れと考えます。
前傾からの失速バランスになりやすいレースではプレノタートは差し込めるが、
そこまでのバランスになりにくいマイル戦ではイチオクノホシの方が優勢。
クイーンカップ自体は、緩みすぎのレースで、正直説得力に欠けますが、
阪神JFでの2頭の関係も併せて見ると、少しは話に厚みも出ます。
イチオク JF4着 クイーン2着 FB4着
プレノ JF7着 クイーン4着 FB3着
距離がどうかと言われていたイチオクノホシですが、
実際にはマイル戦のパフォーマンスの方が上質で、今回狙いなのはこちらの方でしょうね。
では、今日の段階でのまとめです。
最終的な序列は多少変動するかも知れませんが、
◎ジェンティルドンナ
○ジョワドヴィーヴル
▲アイムユアーズ
△エピセアローム
△イチオクノホシ
穴トーセンベニザクラ
こんな感じで、
あとは、パララサルーとサウンドオブハートの取捨をどうしようかと考えています。
-
カスパロフさん
いえいえ、仰ったりたいことは良く分かりますとも(^^)
プロではないけど、腕はプロにも負けないって感じになりたいものです。 -
カスパロフさん
こんばんは。
すいません、変な事言ってしまって(笑)
仕事ではないので、趣味の範疇で適度にですね〜。 -
ロッ君さん
いいね、押していただいて、
さらにフォローまでしていただいてありがとうございます。
毎週こんな感じのラップの話ばかりですが、宜しくお願いします(^^) -
ずみおさん
真似だなんてとんでもない。
ずみおさんの考えとたまたま一致しただけの話でしょうし、光栄です。
またそちらも覗かせてもらいますね〜
としクンさん
ラップを使った予想は、いくつかの弱点も抱えたものではありますが、
それを補うだけの大きな可能性を秘めた手法だと思ってます。
ひとくちにラップと言っても、
どのラップを対象レースと結びつけるのか、その人の発想力も大きく影響しますので、正しく活用できるかは、使う側の技量が問われるところですね。
私もまだまだなので、見当違いの読みをすることも多いです。 -
カスパロフさん
西暦何年までって・・受けました(笑)
責任というのとはちょっと違いますが、
やはり勝負事なので、適度に緊張感を持ちつつも、
自分を追い込まないバランスでやりたいもんですね(^^)
ヒロさん
重みのある言葉ですね。
しっかりと肝に銘じさせていただきます。 -
ロッ君さんがいいね!と言っています。
-
としクンさん
こんばんは。
あらためてゆっくりと拝見させて頂きました。
ラップ予想って奥が深いですね!
それぞれの馬の個性で、どういうタイムで走り切ったのか?どんなペースが合っているのか?人間の言葉を喋れない馬の代わりに読み解いているように見えます。
初めて持久走をした時に「テンを速く行く」のと「上がり勝負に持ち込む」ので自分のタイムが明らかに変わった事を思い出しながらコメントしています。
連続記録、続くと良いですね! -
ずみおさん
アンガス・マクガイバーさん、こんばんは!
桜花賞検証有難うございます。
◎ジェンティルドンナ
○ジョワドヴィーヴル
までは一緒です。
(結果的にアンガスさんの真似です)
ただ他はずいぶん異なりましたが…。
プレノタートは単穴に。
そして私の穴は、マイネエポナちゃん。
近頃の安定感は評価出来るのに、人気はまたないですね。
狙ってみます! -
ひろみっちゃんさん
ギャンブルの極意は、
『底の見えない谷を跳ぶ行為と同じで、跳んだ後に谷を越えられるか底に落ちるかは神のみぞ知る。』だそうですから(本からの受け売りです)、
勝ちにこだわりすぎたら足元をすくわれますよ。自分のスタンスを守り見失わなければきっと結果は付いてきます。!!
ガンバ!o( ̄へ ̄o)(o ̄へ ̄)oガンバ! -
ひろみっちゃんさんがファイト!と言っています。