219件のひとこと日記があります。
2012/06/12 21:00
函館スプリントSの考察
今週は余裕があるので考察2本。
今日は函館スプリントS、明日は阪神のマーメイドSを書いてみます。
では早速今日の話題、函館スプリントSの話に入りましょう。
普段の話題ではあまり登場しないコースなので久々にコース図を添付してみました。
函館コースは
1・2角が低く、3角に向けて高くなっていく「右肩上がり」の形態。
3・4角の途中が坂の頂点で、そこから1Fちょっとが緩い下りで、
直線は262mのうち、ラスト約100mくらいが平坦というものです。
一般的には平坦のイメージがありますが、
実はきっちりとした起伏のあるコースなのです。
次のポイントは、いわずと知れた洋芝。
時計の掛かるパワーを要する馬場で、
雨が降ったり開催が進んで荒れてくると、時計もどんどん遅くなっていきます。
では函館スプリントSのラップバランスを考えましょう。
一言でいえば、前半が早く、後半が遅い「前傾ラップ」。
このコースの1200m自体がほとんど前傾なのですが、
原因は向正面のポケットからスタートして、
コーナー部分に至るまでほぼ3F分がストレッチで、スピードが乗りやすいからでしょうね。
そしてその結果として、
緩やかな上りでテンが早いという物理的に矛盾した状況が起こってしまいます。
そうした矛盾のツケとして、後半部分は緩い下りからラスト平坦という、
スピードの出やすい形状に反して上がりが掛かり、前傾バランスの完成に繋がる訳です。
つまり、コース形状だけで言えば、上り坂→下り坂という共通点から、
京都のバランスに似ても良さそうなのですが、
実際はその逆で、属性としては小倉や中山に類似したバランスに入ります。
ラストに急な上り坂がない分、大失速までは至りませんけどね。
で、今回の狙いとしては、
前傾からの失速バランスで好走しているタイプなのですが、
直線も短いので外を回しての後方一気は難しく、
差し馬では馬込みで我慢して直線で外に持ち出せないタイプは割引きです。
理想はテンの早いペースについていって、終いもジリジリと粘るタイプ。
ちなみに昨年は、上記のような考え方でテイエムオオタカの単複で勝負しました。
そして、ほぼ勝ちのとこまでいったのですが、
最後の最後でカレンチャンに差されてしまいました。
「やめてー!!」って叫んでも、やめてくれませんでしたね(^^;)
今年の本命もオオタカなんですけど、
昨年と同様に安田厩舎のロードカナロアが立ち塞がりますね。
私としては昨年の雪辱に燃えるシチェーションですので
出てきて欲しいのですが、バーデンバーデンCにも登録があります。
さてどっちに出るのやら・・
オオタカのことはさておき、
圧倒的な人気になりそうなロードカナロアに関して少々触れますと、
12.2 - 10.6 - 11.7 - 11.6 - 11.7 - 12.5
34.5 - 35.8
以前は後傾ラップでの実績に特化していたのが、
このバランスの高松宮記念で先行して0.1差3着してしまった以上、
今回は適性外とは言えず、
オオタカが出なければ、この馬買わないと仕方がないですね。
他の馬でバランスが合いそうなのは、
パドトロワ
キングレオポルド
エーシンリジル
ブルーミンバー
(ドリームバレンチノ)
大体、人気も上位になりそうな馬たちですけど、
洋芝への適性も考えると、
軽い馬場向きのドリームバレンチノは割り引きで考えようかと思ってます。
逆にパドトロワは、
昨年熱発でこのレースに向けて調整が狂って6着でしたが、
3週後に同じコースのUHB杯で
1.08.9 33.1-35.8
11.7 - 10.5 - 10.9 - 11.6 - 11.7 - 12.5
このバランスで逃げ切り楽勝を決めており、函館への適性は相当高そうです。
最後に大穴という意味で、トップカミングを挙げておきます。
この馬2走前の福島民報杯から開業2年目の木村厩舎に転厩してたんですね。
デビュー当初は短距離で走り、青葉賞3着、ダービー9着など
クラシックディスタンス付近の距離で走り続けてきて、
年末に一回ギャラクシーS(ダート1400m)を使ってますが、
基本的に短距離路線では考えられてなかった馬であるのは明白です。
それがここにきてバーデンバーデンCとこのレースの芝1200mで重複登録。
福島民報杯では1.58.5で0.3差5着とスピードに衰えがある訳ではなく、
体力に任せた競馬をしてきた場合、
ちょっと怖い面はあるなというところで大穴で一考です。
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マクガイバーさん
YASU7さん
マーメイドSの日記ともども、いいねありがとうございます(^^) -
YASU7さんがいいね!と言っています。
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マクガイバーさん
シリウスさん
今日ブック立ち読みしてそうなんだろうと思ってましたが、
オオタカは、やっぱり福島でしょうね。
残念ですが、あっちだと1番人気で妙味なしかな。
カナロアはカレンチャンとの使い分けもあるでしょうし、
主戦の福永君も夏はアメリカに行くから、
ここ使って次はセントウルSくらいなんでしょうね。
パドトロワからワイドで流そかな(^^;) -
シリウスさん
こんばんは。
本命のオオタカはどうやら福島みたいですね。
ここんところ勝ててないだけに
先ず確勝出来る所を、という事でしょうか。
ロードカナロアは休み明けだけにどうかなと思ったんですが、
5月初めから乗り出し、ここを使った後は又休ませるとの事。
となると、間違いなく本気モードですね。
断然一番人気が見込めるだけに、
馬券的妙味はあまり無さそうな気がします。
という事で、僕はちょっとだけ遊ぶレースにします。(^^) -
マクガイバーさん
カピバラさん
被り物がよくお似合いですよ(笑)
穴ならナイアードかトップカミングしかないと思うんですけど、
トップカミングの方が、意外性に溢れてて面白そうかな。
普通の発想では、まずこの馬買おうってならないですしね。
とりあえず、テンからラストまで押し通しの覚悟で、
とにかく付いて行く姿勢を取ることが条件ですけど、
そういう体力に任せた強引な競馬が一発要素になったらなあと思います。 -
マクガイバーさん
しうげまさん
ドリームバレンチノの評価は↓のコメントで書いたように、
京都と阪神の戦績比較
京都 2-1-2-4
阪神 0-0-0-3
これが論拠だったんですが、
良く見たら稍重で2-1-0-1 というのもありました。
この時点で本文の話は、かなり怪しいですね(苦笑)
ただ、しうげまさんも仰るように
カナロアにしてもパドトロワにしても、
そしてドリームバレンチノにしても人気必至。
さてどうしますかねえ(^^;) -
マクガイバーさん
ドラドラさん
正直言いまして、
私のドリームバレンチノの適性評価は正当かどうかは怪しいですよ(笑)
判断基準が京都と阪神の比較によるものからの推測ですし、
スタート後に下り坂があるせいで前傾ラップになりやすい小倉1200mで
(3-2-0-1)の戦績ですから、ちょっと言いがかりに近いかも知れません。
それにコスモオオゾラと同じ父ということで血統見たら、
母母父にブレイヴェストローマンなんて名前がありますね。
パワー馬場はむしろ鬼のような気すらしてきました(^^;)
ハハ、でもドラドラさんがお見通しのように
私の興味はオオタカにしかないのです。
そして今日ブック立ち読みしたら、
オオタカはバーデンバーデンCに回る公算が高いと書いてました・・ -
マクガイバーさん
車体ファームさん
いつもありがとうございます(^^)
傾向のハッキリしているレースですので、当てましょう!! -
カピバラさん
説明お疲れ様です!
大体特徴がつかめました。
トップカミングですが、相当なスタミナを持っていると思います。
スタミナのある馬が上位独占した日経新春杯での6着は大きいと思います。
2400mから1200mは流れが違いすぎるように思いますが、どんな走りをするのか気になりますね。 -
しうげまさん
いつもながら、分かり易い解説ありがとうございました!
バレンチノは前走1400もこなしましたし、成長がうかがえるので、ノーマークは少し恐いように思います。
とはいえ、今回人気は集めそうなので、扱いに困っています。。。
パドトロワの適正は疑いようがありませんが、体調がどれくらい戻ってきているのかが気掛かりです。