219件のひとこと日記があります。
2012/02/29 21:05
弥生賞の考察
注目度が高いトライアル、弥生賞について考えてみました。
添付は弥生賞の自作データです。
弥生賞のデータを見ると、
ラストがとにかく早い上がりの勝負傾向が強いですね。
着目すべきは、ラスト1F。
急坂の部分なのに、大失速しないラップでフィニッシュのパターンが頻発してます。
ただし、その代わりに中盤部分はきっちりと緩んでますので、
簡単に言えば、
「しっかりと折り合いをつけての上がり勝負」
まあ、分かりやすい傾向と言えるでしょう。
ではどういったタイプが狙い目か?
ペースが中盤落ち着いてからの上がり勝負なら、
当然、先行タイプが有利になるのは自明の理・・
と言いたいところですが、
中盤緩むということは、後ろの馬も楽に付いて来ているということで、
射程圏に入った状態からのスパート戦になるとも言える訳です。
だから、先行しながら上がり上位の脚で突き放したとか、
あるいは、緩いペースのレースを抜けた上がりで差し切った馬、
どちらにしても過去に早い上がりタイムをマークしている馬が優位になります。
もしくは、
早い上がりタイムをマークしてなくても、
時計の早い決着のレースで上位に来ていれば、注意が必要です。
出走予定馬のラップで、まず最有力になるのは同コースの京成杯のラップ
12.4 - 10.8 - 11.9 - 12.3 - 13.0 - 12.7 - 12.3 - 11.8 - 11.7 - 11.7
ラスト3Fの形を見てみると、
11.8 - 11.7 - 11.7 と失速しないラップでフィニッシュ。
中盤は緩んではいますが、
実はこのレース、
ここ6年ではテン3Fの序盤が最速ペース。
しかも仕掛けの起点といえる加速点が例年より1F早く始まってるんです。
その上でラストの3Fがこれですから、レベルとしては高いと言えるものなんです。
・・と、まあ、こういう流れで、ベストディールを推すつもりだったんですけど、
どうやら回避のようですね(笑)
4着のアーデントは完全にキレ負けしてますが、
それでも 2.00.9 とマークしている時計は優秀なので、
とりあえず通用する下地はありという所です。
では人気必至のアダムスピークはどうか?
年末に書いた私のラジニケの評価はこうでした。
1着アダムスピークは、内ピッタリで先行して3?4角では脚を使わずに溜めを作り、
直線でしっかり脚を伸ばして抜け出してます。
4着トリップは、グランデッツァの隣で追ってましたが、坂で止まってしまってます。
勝ったアダムスピークは最後もまだ余裕がありましたが、
インのポケットで溜めていた恩恵が大きいので、力上位かどうかはまだ保留。
とりあえず、すんなり好位を取って折り合えるセンスと、
狭い所を割れる精神力は間違いなさそうなので、
大舞台でもやれる下地は垣間見せているという所でしょうか。
4着トリップは
坂で止まっているように見えますが、どうなんでしょうね?
坂のあるコースで人気するようなら買う気はしません。
トリップは苦しい評価ですね(苦笑)
アダムスピークも保留としてますので、積極的に◎をつけるレベルではないと判断します。
しかしこの調子では予想として決定的な手を打てませんので、
ひじょうに迷うところなんですが、
ちょっと注目しておきたいラップを挙げておきます。
12.8 - 12.0 - 12.8 - 12.7 - 12.4 - 12.6 - 11.9 - 11.5 - 11.4 - 11.8
これ、小倉のあすなろ賞(2000m)のラップで、時計は2:01.9。
エキストラエンドが勝ち上がったレースです。
後ろ4Fが全て11秒台の勝負になりながら、終いも大きな失速無しでフィニッシュ。
好位から上がり最速の脚で、後ろに1馬身以上の差を付けての完勝でした。
人気はどんなものか分かりませんが、
昨年も小倉で優秀なラップのレースを経験していたデボネアが京成杯→弥生賞と活躍したように、
この馬にも十分可能性を感じます。
ちょっと現段階では、まとめきれていませんが、
エキストラエンドを最注目馬に、
アーデント、アダムスピークあたりももちろん注目候補といったところ。
他は明日以降、取捨を考えたいと思います。
-
ずみおさんがファイト!と言っています。
-
(続き)
こういう例から、
小倉で実績があるタイプは、中山でも適性が合う可能性は高いと思います。
前述のように坂をこなせるタイプならという条件はつきますが。
エキストラエンドが坂で止まるか止まらないかの部分は未知数とはいえ、
そういう可能性に賭けるのは勝負としてありかなというのが、
私の感覚ですね。
フェノーメノとコスモオオゾラあたりは、考察中ですので、
また私見を書かせてもらいますね。 -
ずみおさん
エキストラエンドの注目度を上げた理由は、
実は、中山内回りと小倉コースの関連について考えたからなんです。
中山内回りと小倉は、2角を頂点とする坂を登っていって、向正面は緩やかな下りといった共通点を持つコースです。
もちろん直線の坂の有無はありますので、差が出るのはここをこなすかどうかなんですけど。
本文で書いた昨年のデボネアの例以外でも
七夕賞(中山)を勝ったイタリアンレッドは直後の小倉記念でも勝ちましたし、小倉で活躍するコスモファントムは中山小回りも得意。
中山得意だったドリームジャーニーも小倉記念勝ちの経歴あり。
(長いので一旦切ります) -
ドラドラさん
庭だけじゃなくて家も欲しいです。
・・って、何の話やねん。
てゆーか、コーエーの歴史シュミレーションゲーム、
「信長の野望」とか「三国志」の領地拡大みたいになってる?
とりあえず、名人に負けないよう頑張らせてもらいます。
バガボンドさん
そうですね、トライアルという性質を考えた視点も重要ですね。
理想としては余力を残して本番を迎えることですし、
それでも結果が出せるかどうかというところ。
ちょっと波乱の目もありそうな感じはします。 -
いなりてつおさん
はじめまして。すごいとのお言葉ありがとうございます。
ラップ特化型の日記ですが、毎週こんな感じで書いてますので、
宜しかったらまた覗いてみてくださいね(^^)
umaumachaさん
エキストラエンドに注目されてましたか。
こういう小倉みたいなとこからの参戦だと盲点になりますが、
間違いなくいいものはあると思います。
問題は坂をこなすかに尽きますね。 -
ma-yanさん
ベストディールは出てきたら本命級だっただけに残念ですね。
でも、中途半端な状態で惨敗でもしたら立て直すにも時間がないし、
仕方がないところでしょうね。
シリウスさん
上がり重視のクラシックの流れはSSの十八番ですから、
致し方ないとは思います。
ソルレヴェンテ、新馬戦で早い上がりの勝負に持ち込んで、
ブリッジクライムにキレ負けして離された内容を考えると、
例年のレース傾向からは買えませんが、
早めのペースを作って持続の展開に持っていけば或いは?
というところでしょうか。 -
ずみおさん
アンガス・マクガイバーさん、こんばんは。
相変わらず、アンガスさんの予想には引き込まれます!!
アダムスピークは危険な人気馬だと思ってましたので、少し安心しました。
エキストラエンドは、目から鱗でしたので気になりだしました。おそらく押さえますね。
あとは、フェノーメノとコスモオオゾラあたりはどうでしょうか? -
バガボンドさん
アンガスさん、こんばんは!
ベストディールの回避で
構図的にはアダムスピーク1強になりそうですが
そこはトライアルですからね!
案外接戦になるかも…ですね ( ̄m ̄*) -
ドラドラゴーゴーさん
若い馬たちなだけにラップ読みも大変かと思いましたが、
楽しく拝見しました。
出走権を得るために・・ここへピークを持ってきている馬に
自分は注目していますが、エキストラエンドも確かに面白そう
ですね。新たなラップの庭になるといいですね(^^; -
エキストラエンドは僕も注目してました(^^)d
まぁ兄がローエングリンだからだったんですけどね(^o^;)