中山牝馬Ｓの考察

中山牝馬Ｓについて考えてみました。

中山芝1800ｍは、先々週の中山記念と同コース。

牝馬限定戦ということで、ラップに多少緩みはあるし、
時計は少々落ちますが、大まかな傾向は似たようなものです。

要するに、
「持続ラップ戦になりやすい」ということです。

水色で囲った中盤部分、
12秒台の前半くらいのラップが４つも５つも続いてるのがお分かりになると思います。


緑で囲った2010年だけは、
0.2→0.2→0.4→0.2と、ちょっとずつ減速してる変なペースですが、
お終いの形はほぼ同じ。

直線の入口付近で一瞬だけ上がって、坂で失速のパターン。


今年の場合は
逃げ馬と呼べるのは、登録段階でフラワーロックくらいでしたが、
結局、そのフラワーロックも出てこないようですので、

もしかしたら、中盤スロー気味の展開もあるかと思い、
一応スローペースになった年も調べてみました。


ラップ表の一番上、2006年はラスト3つが11秒台の上がり勝負。

そして、ラップ表からは漏れましたが、
もっとスローなのが、その前年の2005年（勝ち馬ウイングレット）。

12.7 - 12.3 - 12.7 - 12.5 - 12.1 - 12.2 - 11.8 - 11.5 - 11.9

というラップで、前半中盤後半の３分割では
37.7 - 36.8 - 35.2

見事に後ろに行くにつれて、早くなっていくペースです。
ちなみにこの年の５Ｆ通過は、62.3秒。

もしスローな流れになった場合は、恐らくこの年くらいの感じになるかと思われます。

この2年の後半５Ｆを抜き出してみると、
2006年　12.2 - 12.5 - 11.8 - 11.8 - 11.6
2005年　12.1 - 12.2 - 11.8 - 11.5 - 11.9

スロー気味とはいえ、急激と呼べるほどの加速点はなく、
中盤から終盤の形は持続のパターンに近いですね。


まとめると、
基本的には、
?持続 → 少加速 → 失速 のパターン。

スロー気味の場合は、
?やや緩み → ラストまで持続 or 少加速


この2つのパターンで考えると良さそうです。

では、こうしたパターンで浮上するタイプはどんな馬か？


基本的な考え方は中山記念と同様、
急加速ラップのレースで活躍しているタイプは危険で、
長く良い脚を使えるタイプが有望。

持続ラップ戦で上位入線とか、
終い失速ラップをしぶとく伸びて差し切ったとか、あるいは粘りこんだとか。
そんな感じですね。


今年の出走馬の経験レースでは、
小倉記念
クイーンＳ
愛知杯
秋華賞
キャピタルＳ
今年の小倉大賞典

これらのレースのラップは、適合性が高そうです。

となると、
イタリアンレッド、コスモネモシン、レディアルバローザ、
アニメイトバイオ、ブロードストリート、
ホエールキャプチャ、アカンサス、アプリコットフィズなど。


多いですね。
収集がつかない状況です。

実を言いますと、
福島記念が、重馬場でタイムレベルがカモフラージュされてる分、
注目度が低くなりそうなマイネイサベルを隠し玉で挙げようかと考えてましたが、

よくよく戦績を見直してみたら、
この馬、好走してるのは、新潟外回り、東京、阪神外回りで
京都内回りの秋華賞ではボロ負け。
つまり、直線の長いコースでしか好走してないので、
直線310ｍの中山で狙うのはちょっと筋違いに思えてきました。


それなら、京都1800ｍの飛鳥Ｓで後半５Ｆ
12.3 - 12.1 - 11.4 - 11.9 - 11.7

とラストが加速ラップのレースを、
先行して押し切ったオールザットジャズの方がまだ狙えそう。
この馬は前々走で阪神内回りの2200ｍでも好走してますし。


ということで、正直、迷走して全くまとまってませんが、

先に挙げた中からは、
斤量面と時期的なものを考えると買いにくいイタリアンレッドは外します。
さらに休み明けで55.5kgのホエールキャプチャも外して、（←いいんかい・・）

コスモネモシン
レディアルバローザ
アニメイトバイオ
ブロードストリート
アカンサス
アプリコットフィズ

そして、最後にオールザットジャズを加えて、現段階では７頭が候補です。
これでもまだまだ多いので、もう１頭か２頭は切って、
最終的には５?６頭でまとめるつもりです。

・・それとも、候補はそのままで、、
７-１-７ の３連単。
２着にどれかを固定したデンプシーロール形式でやってみましょうかねえ（笑）