若葉Ｓの考察

こんなラップまみれの日記ながら、
ありがたいことに、
毎週読んでいただいてる方もおられるようですので、
私事ながら、あらかじめ申し上げておきます。

今週は金曜に出張、来週は土曜に研修が入ってまして、
通常書いてるような分析は書けないと思います。
ま、忙しいなりに何がしかは書きますが。


さて、ここからが今日の本題です。
土曜の若葉Ｓ、日曜のスプリングＳで勝負しようと思ってます。

スプリングＳは、書ければ土曜に書くとして、
今日は若葉Ｓの話をしましょう。

ラップ傾向は、一貫したペースで流れる持続戦。
・・何か毎週こればっかり書いてますね（笑）


もともと緩みの少ないレースなのですが、
特にここ2年は中盤は４８秒台と、他の中距離主要重賞に比べてかなり早く、
底力が問われる一戦になっています。

そして、
本番、皐月賞に最も近いラップバランスになりやすい点にも注目。


最近のパターンとしては
?12.0前後の数字をひたすら持続。

?持続から、２つ３つ11秒半ばくらいの小加速が入り、
ラストは１秒くらいの失速ラップ。

おおむねこの2つのパターンになっています。


以前に今年のきさらぎ賞の価値を書いたときに
リーチザクラウンやレインボーペガサスは言うに及ばず、
ドリームパスポートやメイショウサムソンよりも上と評したワールドエース。
皐月賞の前哨戦として、このレースを選んだのはひじょうに興味深い所です。


現段階では、ダービーはほぼこの馬だと私は思ってるのですが、
皐月賞に関しては、コース形態とその脚質から考えて、
取りこぼす可能性も十分。

もし今年の若葉Ｓがスローで流れた場合は、
ワールドエースが勝ったとしても、皐月賞での評価は保留ですが、

例年通りの持続ラップ戦で楽勝するようなことになれば、
間違いなく皐月賞も本命を打つことになりそうです。
ひじょうに重要な一戦ですね。



馬券としては、
ワールドエースの能力は断然ながら、適性上で有利に運べそうな馬の一発に期待。

まず挙げておきたいのは、ストローハット。

今回の強調点は10月の未勝利戦を勝った時のラップ。
13.0 - 11.2 - 11.9 - 12.2 - 12.1 - 12.2 - 11.3 - 11.5 - 12.0

バランスを見ていただくと一目瞭然。
３つめから、11.9 - 12.2 - 12.1 - 12.2、後ろは 11.3 - 11.5 - 12.0。

12.0前後の数字 → 11秒台半ばに小加速 → ラストは失速。
前述した傾向に酷似していますね。

実はこのレースの勝ち時計1.47.4は、昨秋の東京芝1800ｍの2歳戦では最速で、
翌週の百日草特別のベストディールの1.48.5よりも1.1秒も上回るもの。

このラップを見れば、
共同通信杯のようなスローからの上がり勝負で敗戦し、
スピードを持続させるレースで巻き返す可能性を感じます。


次にアルキメデス。
折り合いを欠いて、きさらぎ賞ではワールドエースに完敗。
しかしアーリントンカップでは渋太い伸びで３着。
距離短縮が功を奏した面もあるのでしょうが、
矯正馬具のノーズバンドを付けてから、しっかりと走れるようになったとの見方も可能。
とりあえず、遅い流れになりにくい今回は引き続き狙えると思います。


さらに、ビービージャパン。
ネモフィラ賞のラップが
12.6 - 11.8 - 12.9 - 12.7 - 12.7 - 12.0 - 11.6 - 11.4 - 11.1

スローからの上がり勝負ながら、後半４Ｆどんどん加速していき、
ラストも加速したままの逃げ切り。
このラップはひじょうに価値があります。
ここで通用しなくても、
どこかで穴をあける馬として、今から注意しておきたい所。

他では、
メイショウカドマツ、ディアデラバンデラ、
ククイナッツレイなどもラップバランスは良いです。


あと人気になりそうなローゼンケーニッヒ。
この馬、私のＰＯＧ馬でもあるのですが、
出遅れ癖もあるし、上がりで突き放したりしてる訳でもない。
前走も何とか差し切ったという内容ですので、評価としては厳しいです。

チャンスがあるとすれば、
持続ラップに耐え切れなくなる馬が続出するケースですが、
今回は人気先行もあるし、あまり買う気はしません。


とりあえず、スプリングＳとの重複登録の馬もいますので、
挙げた馬が出てくるかどうか定かではありませんが、
現段階ではワールドエースを中心にしながら、
上記の馬の一発にも注意した馬券を考えています。