スプリングＳの展望

レースまでもう1日か2日欲しいところですが、
個人の事情など無視して馬は走ります。

忙しいなりに必要な情報を集めて、
何とかするのが競馬戦士の宿命・・

というわけで、明日のスプリングＳを考えてみました。

コースは中山芝1800ｍ。
はっきり言って、もうこのコース書くことないです。
中山記念、中山牝馬Ｓとやって、今日はフラワーカップ、明日はスプリングＳ。

ホンマ、ええかげんにせえや！ってくらい、
おんなじコースでばっかり連続で重賞組んでる神経が私には分かりません。

・・まあそんなことはいいか。

このスプリングＳ。
2006年のメイショウサムソンの勝ったときは、
２Ｆ目からラストまで12.0前後が続く、無酸素運動のようなペースだったものの、
最近では必ずと言っていいほど、「一呼吸入れての一瞬加速」が主流。


狙い方も、昔は、持続ラップ戦に強そうなタイプを探してましたが、
今では、道中の折り合いがしっかりとついて、
鋭い加速からスピードをある程度持続できるタイプを探すのが予想の筋道です。


そうした観点から、私はこういう印をつけました。
◎ グランデッツァ
○ アルフレード
▲ マイネルロブスト
△ ストローハット

△ バンザイ
☆ ディープブリランテ

穴 ビービージャパン

正直言いまして、他にも印入れたいのはいますが、
キリがないのでこの辺にしときました。

グランデッツァの経験してるラップは
ラジニケ（阪神芝2000ｍ）
12.8 - 11.2 - 12.7 - 12.8 - 12.6 - 12.6 - 12.3 - 11.8 - 11.4 - 12.2

札幌2歳Ｓ（札幌芝1800ｍ）
12.3 - 11.8 - 12.3 - 12.6 - 12.6 - 12.6 - 12.7 - 11.6 - 12.3

札幌の芝1800ｍ未勝利戦
12.5 - 11.3 - 11.8 - 12.8 - 12.8 - 12.6 - 12.3 - 12.0 - 12.8

12.5前後の一定の流れ → 加速 → ラストは失速バランス
このパターンばかりのスペシャリスト。
先行しつつ、勝負所では外を回して自分から勝負に行くスタイルで安定感も抜群。
そしてミルコ・デムーロの好きそうな競馬のパターン。


アルフレードは、朝日杯の内容が、
インのポケットで折り合い、スンナリと開いた進路を抜けて余裕の圧勝。
時計面も優秀、ラップバランスも朝日杯の前傾ラップでも勝利した上に、
スローバランスでも鋭い上がりで差す脚もある。
特に文句のつけようがない馬。
本命でもいいと思いますが、一応グランデッツァの方が、
ラップバランスがピンポイントで適合してるように思うので対抗にしました。


そしてマイネルロブスト。
地味ながらレースへの適応力は高く、末脚の持続性が素晴らしい。
以前にも書いたように、今年の京成杯は近年でもなかなかのレベルで、
時計面、内容ともに評価出来る２着のこの馬は軽視は出来ません。
ただ、道悪だけは東スポ杯を考えると、割り引きポイントになりそう。
出来ればここは適当に凡走しといてもらって、
本番でメチャ人気落ちってパターンになって欲しいんですが。


ディープブリランテにも触れておきましょうか。
この馬、共同通信杯のあとにリーチザクラウンの若い頃みたいとか、
いっそのこと荻野琢真に任せたら面白いとか書きましたが、

どうしても抑えて競馬をするようにしようという点が、私は気に入らないんですね。
素晴らしいスピードを出し惜しみせずに、もうちょっと生かす方向で考えられないのかな。
強さの在り方なんていくらでも解釈の仕方がある訳で、
別に上がり33秒で走るような馬に育てていこうとしなくてもいいんじゃないかと。

ま、そうした個人的な嗜好は置いとくとしても、
ここまで経験してるラップバランスが、
今回との適合性は低いと見て評価を下げました。
でも、素質の高さは重々認めています。


とりあえず、私はグランデッツァ中心に明日はやります。
皆様の健闘もお祈りしております。