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2011/10/24 20:25
富士S レース回顧
10/22(土)東京のメイン富士Sを私なりに回顧してみました。
このレースの通過タイムは
35.3-47.5-59.6-1.11.1-1.22.3-1.35.0
前半3F 35.3 4F 47.5
後半3F 35.4 4F 47.5
バランス面では、前後半の流れがイーブンの「平均ラップ」。
全体のラップを確認すると
12.2-11.0-12.1-12.2-12.1-11.5-11.2-12.7
3F?5Fが、12.1-12.2-12.1と落ち着いて、6F目と7F目でペースアップ。
そしてラストの1Fが12.7と大きく失速しながらゴール。
一応、不良馬場なので、ペースが落ち着いてるように見える所も、それなりのペースではあると思われるし、ラスト1Fの失速の一因でもあるだろう。
それに加えて、
ペースが上がった勝負所の6F目と7F目は、直線入り口から坂を登る一番キツイ部分で、
ラップが11.5→11.2と加速しているのが効いたのだろう。
要するに、12秒台のところで脚を溜めて、ラスト3Fの上がり勝負に近いパターンになりかけたものの、馬場の影響と勝負所のペースアップが見た目以上にきつかったために、
完全な上がり勝負にはならず、ラスト1Fだけが「持久戦」になったというところか。
勝ったエイシンアポロンは上がり最速の34.9秒(ゴールスキーと並んで上がり1位)で、
上がり勝負プラス持久力勝負の一戦を制した。
それは、ある程度固まった一団の状態から、加速力で他を上回り、なおかつ一番苦しくなる所でも、他よりも頑張っていられるタフな面を持つ証明でもある。
マイルCSでどんな人気になるかは分からないが、善戦か、それ以上の可能性もあると思う。
2着アプリコットフィズは、最後の我慢比べの所で、前走京成杯AHで厳しい持続ラップ戦で見せた復調を裏付ける結果を出した。
元々が、クイーンSや秋華賞で、こうしたラップは得意の部類。
今後も注目。
3着マイネルラクリマも、前走オールカマーで持続ラップ戦を経験していたのは、アプリコッ
トフィズと同様のパターン。
この馬は溜めてキレを出すタイプでもなさそうなので、上がり勝負よりも持久力戦濃厚な時に忘れずに狙いたい。
ストロングリターンはもう一伸びを欠いたが、地力で4着。
序盤に良いポジションが取れなかったのが痛かった。
元来がペースに左右されるタイプでもなく、上がり勝負でも、持久戦でも、どちらでも対応可能。今回のペースなら、もっと前の位置につけるスピードがある筈だが、今回は休み明けの分、反応が鈍かったのかも知れない。
とりあえず、次走人気が落ちるようなら、相当な狙い目になりそう。
ま、安田記念2着馬だし、そんなことはないか(^^;)