競輪
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2016/07/10 00:40
予想コラム [No.044] 7/10(日)福島11R七夕賞
今日は7/9(土)。七夕は既に一昨日のことだが、【寝落ち】のカウンター脇にはまだ様々な短冊のついた大きな笹飾りが立っている。
しょせん飲み屋に置かれた七夕飾りなので、短冊に書かれているのは子供の純真な夢とはかけ離れ(笑)、どれもこれも安月給のしがないサラリーマンによる現実的なものばかり。『給料上がれ！』『今度のプレゼン成功しますように』『家族と平穏無事な生活を』『子どもが志望校に入れますように』という比較的健全なものもあれば、『浮気したい』『公費使い込みがバレませんように』みたいなヤバイのまである。まぁシャレかもしれないが。
さて。今宵また偶然にも店内は俺とママの二人だけ。微妙な空気になる。そうか、初詣の時にママに告白してからもう半年経ったんだなぁ。
奇しくも七夕の余韻の残るこの空間。カウンターに1人座る俺は、いい歳をして「さしずめ、ママが織姫で俺が彦星。せめて年に一回のこの時だけでいいから、天の川のような心の隔たりを乗り越えて、逢瀬を楽しめたらいいのに･･･」とガキみたいな妄想を描いていた。
すると、期せずしてママから「フフフ。なんか今夜はあたし達2人だけみたいね。もうちょっと待ってみて誰も来なかったら、今夜はもう入口に閉店の看板出しちゃって、2人だけで飲まない？」と、思ってもみなかったセリフが！
え？そんなことしちゃっていいの？土曜日だし、全体この後誰か来るよ･･･
でも、誰も来ないでくれ･･･
20分、30分。誰も来ない。
ママ「来ないわよね。」と言うと、入口ドアの外に《本日終了》の掲示を掛け、ドアを内側から施錠した。
これは夢･･･か？
「何飲む？」とママ。
俺はそれには答えず、「何だよママ。どういう風の吹き回し？･･･俺のことは、ただのお客の中の1人っていう認識でしかなかったんじゃ？」
「そう。大切なお客様の1人だわ。でも今夜はたまたまアベチャンだけでしょ？それに七夕の週だもの。こういうサービスも必要かなって、ね。･･･」
サービス･･･。でもいい。ママと久しぶりに2人きりだ。しかも今夜はママの方から誘ってきたんだよな。
考えろ俺、考えろ。ここは、ここはまさに勝負時じゃないか？
ということで先に明日の七夕賞の予想をしておく。まさに七夕が巡り合わせてくれた最大のチャンス、7/7という吉日に注目せざるをえないだろう。過去に7月7日に出走実績がある�´きΑ△△箸鷲當未帽ツ瓦任靴�も今回のレース日7/10から�Л�の計5頭で勝負。
◎ �� ダコール
○ �� マジェスティハーツ
▲ �� マイネルラクリマ
△ �� ヤマニンボワラクテ
△ �� ルミナスウォリアー
単複◎、馬連◎−他の4頭、三連複5頭箱
その時、この甘く切ない空気を切り裂くように携帯が鳴った。おかめちゃんからのメールだ。『こんばんはアベチャン！今夜は都合で寝落ちに顔出せないけどゴメンね！明日の七夕賞の予想だけ教えとくからその通りに買うといいよ(笑)。◎ヤマニンボワラクテ、◯シャイニープリンス、▲ダコール、★ウインリバティ、△マーティンボロ。買い方は馬単フォーメーションで◎◯▲→◎◯▲★△。高配当になるぜ♪じゃね！』
まさに織姫と彦星を遮る天の川。離ればなれの２つの星の距離は15光年という。
俺がたとえ光になっても、ママに辿り着くには15年かかるのか･･･
- ダコール
- マジェスティハーツ
- マイネルラクリマ
- ヤマニンボワラクテ
- ルミナスウォリアー
- シャイニープリンス
- ウインリバティ
- マーティンボロ
