競輪
366件のひとこと日記があります。
2016/10/22 21:24
予想コラム [No.057] 10/23(日)京都11R菊花賞 その１
いよいよ菊花賞である。
毎年出走馬に様々なドラマが生まれ、それまでの評価がドカンと急上昇するチャンス、逆に言えばドーンと暴落する危険をも孕む、無慈悲なレース。
以前にも言ったが、菊花賞は1年のうちで俺の一番好きなレースだ。
「ほらほら、今回もたっぷり語るんでしょ？いいわよ、どうぞ(笑)」とママ。
じゃあ早速。
��カフジプリンス 能力B 上昇度B 調子A 血統B
長い間未勝利を脱せずにいたが、脚元がパンとして芝を使えるようになってから軌道に乗ってきた。晩成で長距離型ハーツクライと中距離で勝負根性を発揮するシンボリクリスエスの血がうまく融合し、陣営もそれを見越して長い所を選んで使ってきている。前走で初めてこの世代のトップの馬達と競い合った神戸新聞杯も0.5秒差4着。所謂「秋の上がり馬」として怖い一頭である。だた、如何せんここまで15戦は走り過ぎか？
��ジョルジュサンク 能力C 上昇度C 調子B 血統A
今年初めのすみれ賞まではクラシック候補の1頭とも目されたが、その後伸び悩みの感は否めない。血統的にはラムタラやミルジョージも入っていて長距離は面白いのだが、今年のハイレベル三歳世代では能力的に好走は無理か。
��サトノダイヤモンド 能力S 上昇度A 調子A 血統B
言わずと知れたこの世代最強馬の1頭。春は4強(一般的には5強なのだろうが、俺はエアスピネルは入れない)と言われた馬達のうち、リオンディーズは既に引退、マカヒキは不在となれば、単純に絶対能力勝負なら敵はディーマジェスティただ1頭となる。ここまでの臨戦過程も万全、最終追い切りも文句なしとなれば、悲願の戴冠に向けて最も近い所にいるのは間違いない。ただし血統的にBMSのOrpenがマイラー系というのが唯一の不安材料でもある。でもそれも杞憂に終わるか。
��シュペルミエール 能力B 上昇度A 調子A 血統B
血統的には父ステイゴールドはいいのにBMSクロフネで「うーん･･･」だが、前走兵庫特別でその馬格、そしてエンジンのかかりが遅いずっぶい反応ながら圧勝したのを見て、「こいつは本物のステイヤーだ」と直感した。ここまでわずか7戦、陣営が将来を見越して長距離戦だけを選んで大事に使ってきたのがよく分かる。今回一線級とは初対決だが、決して侮れない1頭と見る。
��ミライヘノツバサ 能力C 上昇度B 調子B 血統C
芝2000m古馬混合1000万下を勝ち上がってさあどうか、の領域までかな。例年ならこの要素だけで穴候補だが、血統的にもこれといった着目点もなく残念ながら今年は他馬のレベルが高すぎる。
��ディーマジェスティ 能力S 上昇度A 調子A 血統A
皐月賞馬でありサトノダイヤモンドと共に今回2強の1頭。秋初戦トライアルのセントライト記念も快勝し、いよいよサトノと三度雌雄を決する時がやってきた。臨戦過程も万全だが･･･。俺っちの見立てでは、今年のダービーの着順こそが現三歳牡馬のヒエラルキー。なぜなら今年のダービーはそれこそ過去30年を振り返っても、これだけの粒揃いの18頭が、不利も言い訳もなく各馬が実力通り走れ、且つ騎手も最高のパフォーマンスができた究極の「歴史的名レース」だったと思うからである。皐月賞を軽んじるつもりは毛頭無いが、ダービーを観点とすれば潜在能力ではやはりサトノの方に一日の長がある。ただ今回は未知の3000m。ブライアンズタイム、Sadler's Wellsという長距離で底力を発揮する血があるのがこの馬のアドバンテージ。その点でどこまでサトノに迫れるか。
（その２に続く）
- カフジプリンス
- ハーツクライ
- シンボリクリスエス
- ジョルジュサンク
- ラムタラ
- ミルジョージ
- サトノダイヤモンド
- エアスピネル
- リオンディーズ
- マカヒキ
- ディーマジェスティ
- Orpen
- シュペルミエール
- クロフネ
- ミライヘノツバサ
- トライ
- ブライアンズタイム
- Sadler's Wells
