競輪
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2017/07/01 21:24
予想コラム [No.092] 7/2(日)函館11R巴賞
今年も早くも上半期が終了し、いよいよ今週から本格的な夏競馬がスタートする。
で、私あべっちは考えた。夏競馬の期間のこのコラムは、重賞やメインレースにこだわらず、夏休み中の子供達のように、のんびりと自由な発想で、思いついたレースの予想を書いていこうと。
ということで今週は函館の巴賞である。『何だよ、結局函館のメインじゃねーか！』と言われそうだが勘弁して欲しい。重賞ではなくずーっとオープン特別の扱いのまま地味に55年、今回56回目を迎える伝統の渋い一戦である。
ところで「巴賞」って名称の由来は何なのか、皆さんはご存じだろうか？「巴」とはあのオタマジャクシのような形をした、家紋とか神社仏閣にも使われる日本の伝統的な文様だ。それが函館とどういう関係があるのか？･･･実は地図を見てみると、海に飛び出した函館の街の西側の函館湾が、まさに「巴」の形をしているからなのだ。そう、函館湾は別名「巴湾」とも言うのである。函館にとって「巴」は切っても切り離せない馴染み深い言葉なのだ。(事実、函館市の市章や市旗にはこの巴のデザインが描かれている。)
で、巴賞と言えば去年は「北海道新幹線開業記念」とかいうサブタイトルがついていた。そうか、もう北海道新幹線の新青森〜新函館北斗が開通してから1年以上経つんだなぁ。新函館北斗駅は元々は渡島大野駅って名前で、沢田研二主演の映画「ときめきに死す」(1984年)の舞台となったところ。映画ではその渡島大野駅(映画内では渡島駅)とその周辺の素朴な田舎の佇まいと、テロリストという狂気の存在が、映像的に絶妙なコントラストで描かれていて興味深い作品だった。映画のラストでは、沢田扮するテロリストがターゲットの暗殺に失敗し、警察に連行される最中に自殺をするという破滅の構図。あぁそれに若かりし日の樋口可南子も出てたよな。昔はそれは可愛いかった。
てなことを考えながら巴賞の出馬表を見る。ふむ、たったの8頭かい。函館らしく寂れた感じが出ていていい。おお、しかもかつてあれぼど一世を風靡したブライアンズタイムの子が2頭も出てるじゃないの。今JRA所属でブライアンズタイム産駒の現役馬ってもう20頭もいないのだろう。朽ち果てていく無常を噛みしめながらこの2頭中心で。
◎ �� ダンツプリウス
○ �� スーパームーン
▲ �� サトノアレス
単複◎、馬連◎−他の2頭、三連複1点
- オタマジャクシ
- サブタイトル
- コントラスト
- ターゲット
- ブライアンズタイム
- ブライアンズタイム産駒
- ダンツプリウス
- スーパームーン
- サトノアレス
