競輪
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2017/07/29 17:15
予想コラム [No.096] 7/30(日)札幌09R北辰特別
先週で今年の函館2開催12日間もあっという間に終了し、今週からは北海道夏競馬後半の札幌が開幕。気分的にはここからの6週間が本当の夏本番である。
で、さっそく北海道の象徴的名称のレースが組まれている。〈北辰特別〉がそれだ。
〈北辰〉って何のことかというと、北極星のことである。古くは北海道開拓使団の徽章に北極星をあしらった赤い五稜星(北辰)が描かれていたし、何しろサッポロビールの登録商標とか、北海道関係の様々な分野でこの五稜星が図柄として使われているのは皆さんご存じだろう。さらに言うと、北海道だけでなく他地方でもこの言葉はよく使われているようだ。
なぜこの北辰がそんなにあちこちで重宝されているかというと、これも小学校の時の理科で皆さん習ったと思うが、北極星は北天において常に中心にあり動かないので、日本のみならず多くの北半球の国では古来から北の方角を知る目安となる星として多くの旅人達の助けになったのであり、そこから転じて〈進路を示す〉〈目標に向かって進む〉的なことを連想させる意味での象徴的な言葉となっていったのだろう。
さてその北辰。現在の北極星はもちろん、こぐま座α星ポラリス。「え？現在のって、どういうこと？」と思われた方。そう。実は北極星は時代によって入れ替わるのである。難しい天文学用語と解説は省くが、簡単に言うと地球の自転軸が毎年ちょっとずつ方向がずれているのだそうで、そのため地球から見て自転軸のまっすぐ北に位置する星が2000年〜3000年単位で変わるのである。過去にはこと座α星ベガ(紀元前11,500年頃)、りゅう座α星トゥバン(紀元前2790年頃)、こぐま座β星コカブ(紀元前1100年頃)が北極星だった。現在のポラリスは実はまだ完全に地球の自転軸の真北ではなく、まだちょっとずれているのだそうで、西暦2100年頃が最もピタリらしい。しかしその後は離れていき、次がケフェウス座γ星エライ(西暦4100年頃)、ケフェウス座β星アルフィルク(西暦6000年頃)、ケフェウス座α星アルデラミン(西暦7800年頃)、はくちょう座α星デネブ(西暦10,200年頃)、はくちょう座δ星(西暦11,600年頃)、再びベガ(西暦13,000年頃)と変遷していくということだ。だからあと約3000年後、その時代の世界的大ニュースとして『北極星ついにポラリスからエライに入れ替わる！』なんて報道が世間を賑わすのかも知れない。
◎ �� エアウィンザー
○ �� フォーラウェイ
▲ �� ビレッジソング
単複◎、馬連◎−他の2頭、三連複1点
･･･皆さんすみません。本当はこの北辰特別はエクレアスパークルについてのことをわんさか書きたかったのですが、何と回避してしまいましたので、いつもながらの陳腐な蘊蓄話のみで全く予想コラムじゃない(◎について何も語っていない)内容になってしまいました。ご勘弁下さい。
- ベガ
- トゥバン
- ケフェウス
- アルフィルク
- アルデラミン
- デネブ
- エアウィンザー
- フォーラウェイ
- ビレッジソング
- エクレアスパークル
