競輪
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2018/03/11 09:06
予想コラム [No.124] 3/11(日)中京11R金鯱賞
頭数的には寂しいが、何と言っても一昨年の菊花賞馬であり、あのキタサンブラックを破ってグランプリも奪取したサトノダイヤモンドが、国内戦としては約11ヶ月ぶりに登場する。
晴美ママ「サトノダイヤモンドって、キタサンブラックの最大の好敵手だったじゃない？そのライバルが一足先に引退しちゃうと、どうなのかしら？ほら、人間のアスリートだと、そういう互いに競い合った相手がいなくなっちゃうと、何か気持ちの張りがなくなってその後低迷しちゃうなんて話はよく聞くけど。でも馬だから、そういうのは無いか。」
浜サン「ハハハ。馬にそういうセンチメンタルな部分があると、それはそれで面白いけどね。でも精神的な面でっていうと、昨年の秋にフランス遠征をして、2レースとも惨敗だったよね。自分は一生懸命走っているのに、他の多くの馬が自分をどんどん抜いて先に行ってしまうという体験は、それまでのサトダイの経験上無かったことで、そういうショックというか絶望感は馬も感じるらしいよ。」
ママ「ふーん、なかなか興味深いわね。･･･で、ここまで休養していたのはその精神面の立て直しのせいってことなのかしら。ねぇねぇ、そういう気持ちの立て直しって馬の場合どうやるの？牧場に戻してレースのことを忘れるようリラックスさせるとか？それともアロマセラピーとか催眠術やったりしてね。」
山ちゃん「アホか、ママは(笑)。」
すると予想紙を見ながらママが続ける。「･･･あら、サトノダイヤモンド1番人気じゃないの？キタサンブラックが引退した今、現役最強のはずじゃない？まだそんなに精神的ダメージが大きくて全力を出し切れそうにないってことなのかしら。それなら出走してこなきゃいいのにね。何だかかわいそう。」
山ちゃん「一説によるとサトダイの不調は精神面だけじゃないらしいぜ。喘鳴症、つまり喉鳴りを発症してるっていう話だ。」
ママ「何よその喉鳴りって？」
山ちゃん「簡単に言うと呼吸がうまくできなくなる病気さ。全速で走っている時に呼吸がうまくできないなら最悪だろ？競走馬にとって屈腱炎とともに競走生命を絶たれる致命的な病気なのさ。」
浜サン「それは俺も聞いてる。サトダイ陣営としては、今回は今年のG�祇鐇�に向けての復帰戦というより、今後も現役でやっていけるのかという試金石的な位置づけだと考えてるんじゃないかな。」
ママ「えー、それって直線で全く伸びずに馬群に飲まれる〈地に堕ちた英雄〉を見せられそうで嫌だな〜。やっぱりかわいそう。出てこなきゃいいのに。」
･･･いずれにせよ無事レースが終わることを祈るのみである。
- キタサンブラック
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