競輪
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2018/03/17 16:43
予想コラム [No.125] 3/18(日)阪神11R阪神大賞典
「トミケンスラーヴァってタイキシャトルかよ。へぇぇ、タイキシャトル×タイキクララ(母父デヒア)なんて、もはやマイルとかスプリント路線の血統じゃねーの。そんなのが3000mのレースに出てくるなんて面白ぇわな。」と山ちゃん。
浜サン「距離適性とか馬場適性って、確かに血統が全てなわけじゃないけど、でも普通は父と母から馬体とか気質は受け継ぐわけだから、短距離向きな馬が生まれる確率は高いはずだけどね。でもこの馬ってどっちかって言うと胴長脚長だし、突然変異的にステイヤーとして生まれてきたんじゃない？」
なるほど。ただ、この馬の陣営は最初からステイヤーとしての資質を見抜いていたわけではないようだ。３歳時にデビューしてしばらくはダートの短いところを使っていた。ところが同年の夏以降成績がパッとせず、どうもダートは向いていないのでは？ということから芝の、しかもなぜか2000m前後の中距離戦を使い出した。ところが今度は芝のレースのスピードについて行けず、明けて４歳になると再びダート路線へ逆戻り。さらに翌年５歳時には芝を使ってみたりダートを使ってみたりと迷走が続く。そんな中、ごく稀に好走できた時があり、それは逃げたり先行できた時だとわかるようになる。つまり、他馬との兼ね合いもあるが、それまではほとんど欠落していた先行力がようやくこの頃になってついてきたということだ。すると６歳になってようやく最下級500万下、そして1000万下も勝ち上がり、準OPクラスながらついに重賞にも顔を出すようになるのである。さらに、先行力がついてきたのなら、もっと長いところでも勝負できるのではないかということになり、ついに昨年暮れから今年に入って何と芝の長距離戦を連勝。要はこの馬、表面的な血統からは窺い知れなかった晩成型ステイヤーだったということだ。
ママ「ふーん、なるほどねぇ。人間でもたまにいるわ。アタシの知り合いにもいるけど、両親とも小柄なのになぜか子供が背が高いとか、親が勉強嫌いで馬鹿だけど、子供は凄く優秀とか。たしかに確率は低いけどね。DNAの成せる業って興味深いわよね〜。」
そんなわけで今回は、そんな突然変異の馬・トミケンスラーヴァに注目してみたいと思う。
◎ �� トミケンスラーヴァ
○ �� クリンチャー
▲ �� サトノクロニクル
△ �� カレンミロティック
単複◎、馬連◎−他の3頭、三連複4頭箱
- トミケンスラーヴァ
- タイキシャトル
- タイキクララ
- プリン
- スピード
- クリンチャー
- サトノクロニクル
- カレンミロティック
