競輪
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2018/06/02 17:37
予想コラム [No.136] 6/2(土)エプソムダービー
毎年のことだが、日本ダービーが終わると多少気分が弛緩し、「あぁ今年の上半期ももう終わりだなぁ」という思いになる。確かに、本格的な夏競馬開催まであと4週を残すのみとなった(先行的に函館は2週間後には始まるが)。なので今週の安田記念も、上半期オーラスの宝塚記念も、俺的にはあまり気持ちが盛り上がらないというのが正直なところだ。ここ【寝落ち】の雰囲気も、そんな空気に包まれている。
晴美ママ「あー今年もダービー終わっちゃったわね〜。そういえばダノンプレミアムはどうしちゃったの？アベチャンあんなに自信満々だったから大乗りしたのにさ！まぁその前のオークスで獲らせてもらったからいいけどね。･･･次はせいぜい夏競馬で頑張ってね♪」
山ちゃん「ダメだよママ、アベチャンって毎年夏競馬すげぇ苦手でからっきし当たらねぇんだからさ(笑)」
浜サン「おいおい君たち、気分は既に夏競馬モードかい？まだG�気楼妥弔睚�塚も残ってるんだけど･･･」
ママ「でもなんかさぁ、6月に入ると、それまで3歳クラシック戦線でテンションアゲアゲだった反動で、ちょっと休憩したくならない？」
山ちゃん「それは言える。」
浜サン「･･･ちょっとみんな、競馬は日本ダービーが全てじゃないからね！ホラ今日も深夜にエプソムダービーあるし、サクソンウォリアー応援しなきゃ！」
山ちゃん「えー、でもエプソムダービー、俺ら買えねぇじゃん。」
ママ「何よエプソムダービーって？」
浜サン「イギリスのダービーのことだけど。それが今夜行われるのさ。で、何と日本のノーザンファームで生まれたディープインパクト産駒のサクソンウォリアーっていう馬がここまで4戦4勝、圧倒的な1番人気らしいよ。」
ママ「あら。日本産馬がヨーロッパのクラシックを勝つかもってことね！」
山ちゃん「あれ？その軽い言い方だとママ、その真の凄さを分かってないみたいだな。」
ママ「え？外国のダービーを日本産馬が勝つって十分凄いことでしょ？」
浜サン「いい？ママも知ってると思うけど、イギリスって数々の伝統的なスポーツの大会があるんだよね。例えばゴルフの全英オープンは1860年から始まって今年が第147回目だし、テニスのウインブルドン選手権も1877年からでこちらも140年以上続く歴史的大会だ。ちなみにこの２つで過去に優勝した日本人はいない。で、件のエプソムダービーだけど、今言ったゴルフもテニスもその比じゃない、第1回が何と1780年。今年が239回目なのさ。もちろんこっちも、日本馬(日本の牧場生産あるいは日本国内の調教馬含む)が勝ったことは1度もない。ていうか3歳限定だから参戦もほぼ皆無だよね。ここ数十年、日本馬にとっては古馬になってから参戦するフランスの凱旋門賞ばかりがクローズアップされてるけど、日本生産馬がエプソムダービーを勝ったらそれこそ日本の競馬史における歴史的快挙だと思うな。」
ママ「えー、そうなの！そんな凄い馬がいつ走ってたの？ていうか何で先週の日本のダービーに出なかったの？そもそもどこの厩舎の馬なのよ？」
山ちゃん「残念ながら、日本国内生産馬だけどJRA登録馬じゃないんだよね。元々アイルランドの生産者が、ノーザンダンサー系に偏りすぎてしまった自国の繁殖牝馬につける別系の種馬として、日本で大成功しているヘイロ−系ディープインパクトの血を求めて繁殖牝馬をわざわざ日本に連れてきて、こっちで種付けして生まれたのがサクソンウォリアーだから。最初から日本じゃなくて向こうで走らせる意図だっららしいぜ。」
ママ「なんだぁ。それじゃあんまり応援する気にならないわぁ〜。」
浜サン「･･･そうかぁ、一般的にはそんなイメージなのかぁ。でももしディープの仔がエプソムダービーを勝ったら、それこそ世界の競馬界にとってはまさに衝撃的な出来事になるんだけどね･･･」
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