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2018/08/30 23:06
予想コラム [No.149] 9/2(日)夏の新潟競馬最終日 その2
さて、そんな中でも俺がお気に入りの2曲をここで紹介したい。
【新潟甚句】
新潟市民にとって、地元の代表民謡といえばこれである。〈佐渡おけさ〉ではない。〈佐渡おけさ〉はあくまでも佐渡の民謡、越後新潟のものではないのだ。事実、毎年夏に行われる新潟まつりの初日の大民謡流しでは、約1時間半の間、ほぼ〈新潟甚句〉だけが延々とエンドレスに演奏され、各団体の踊り子達がお揃いの浴衣(チームユニフォーム)に身を包み、柾谷小路等の大通りで列を成して踊り続けるのである。
●歌詞
1.ハァー新潟恋しや白山様の ※ 松が見えますイヨほのぼのと ※
2.ハァー新潟恋しや五月雨時に ※ 柳小路をイヨ蛇の目傘 ※
3.ハァー碇下おろせば早や気が勇む ※ 花の新潟にイヨ樽の音 ※
4.ハァー新潟砂山米なら良かろ ※ 可愛い船頭さんにイヨ積ませたい ※
5.ハァー押せや押せ押せ下関までも ※ 押せば新潟がイヨ近くなる ※
6.ハァー越後新潟の川真ん中に ※ あやめ咲くとはイヨしおらしい ※
7.ハァー盆だてがんに茄子の皮の雑炊だ ※ あまりてっこ盛りで鼻のてっぺん焼いたとさ ※
(8番以降の歌詞もあるが多すぎるので割愛)
※印のところは「ハアリャサーアリャサー」というお囃しが入る。
●地方(演奏)
唄、三味線、六穴笛、樽。特にこの樽をハンマー状のバチで叩く「トコトンツクトンツクツッツクツッ」という小気味よい音が、イントロの部分と最後の部分でソロになり壮観である。昔は堀や橋が多かった新潟市では、市民が浴衣がけに駒下駄の服装で踊るときに下駄の音が橋桁に響いて何とも言えない情緒を醸し出したという。堀が埋め尽くされ橋が無くなってしまってからは、その下駄の音を樽の音で代用しているのだそうだ。
●立方(踊り方)
一般市民の盆踊り用の踊りのため、非常に単純で誰でも覚えられる。Youtube等の動画があるはずなので、そちらを閲覧されたし。
【新潟船方節】
これは「その1」でも書いたが、盆踊り用の民謡と言うより、北前船の船乗りが上客だった頃から新潟花柳界で歌い継がれてきた、お座敷仕様の唄である。源流が山陰地方の〈さんこ節〉のため、当初〈出雲節〉と呼ばれていた。
●歌詞
1.日和山から ※ 沖眺むれば ※
沖にはカモメの夫婦連れ 足を櫓櫂に身は船に ※
羽を帆にして船遊び 私の心もその通り ※
夫婦仲良くトコあんちゃんそのように ※※
2.入船したなら ※ 教えておくれ ※
たよりなぎさの身は捨て小舟 お主のご無事を祈るゆえ ※
雪の降る日も風の夜も 身はしみじみと眠られぬ ※
私の待つ身にならしゃんせ 火のない火鉢を引き寄せて ※
灰かきならして紙として 手に持つ火箸を筆として ※
思うあなたの頭字を 書いて眺めてトコあんちゃん夜を更かす ※※
※※印のところは「ハァーイヤサカサッサーヨイショデマカショ」、※印のところは「ハァーイヤサカサッサ」というお囃しが入る。
●地方(演奏)
唄、三味線、六穴笛、太鼓。こちらは三味線の軽快なリズムが印象的な名曲だ。
●立方(踊り方)
お座敷仕様のため、ちょっとワンターンが長くて複雑。これもYoutube等の動画があるはずなのでそちらを。ただし一旦覚えてしまえば、ちょっとしたエクササイズにもなる、リズミカルで且つダイナミックな動きを含む踊りである。
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桐生のあべっちさん
モグモグさん
新潟は日本海側最大の都市にして歴史ある港町。それでいて他の大都市とはちょっと趣の違う、いろいろな素晴らしい文化が蓄積されています。
一言で言うと、他の無機質な人口過密都市と比べ「艶っぽさ」があるのです。自分の「第2の故郷」という想いは今後も変わらないでしょう。
一方、私の地元群馬も決して卑下することなく素晴らしい土地柄ですよ。群馬の良さは自然も住民も「ワイルドさ」があるところかな♪ -
モグモグさん
流石、新潟愛がまだご健在なのですね^_^
大民謡流しは壮観ですよね。
萬代橋も綺麗ですしね。
高崎競馬が無くなり、群馬にも桐生や伊勢崎辺りに中央の競馬場があったらまた発展の違いがあったのにと思いますよね。
歴代総理大臣を輩出していた県なわけですしね。
まぁ、他のオートや競艇と言った賭博がいっぱいあるからですかね。群馬には。 -
モグモグさんがいいね!と言っています。