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2018/10/06 20:13

予想コラム [No.153] 10/8(月)京都11R京都大賞典

 ちょっと前置きが長い話になるが御容赦ください。
 1993年の有馬記念といえば、あのトウカイテイオーが1年ぶりの実戦でいきなり勝ったレースとして、競馬ファンの間では伝説となっている一戦である。このレースはもちろん俺も友人達と一緒に中山に行ってライブ観戦したのだが、その時の連れの1人のKという奴は当初からトウカイテイオーを◎にしており事前に単勝100,000円を購入した後、パドックを見て、トウカイテイオーのあまりにも素晴らしいデキに勝利を確信し、自身でもさらに単勝100,000円を追加購入しただけではなく、周りの見ず知らずの人達にも「トウカイテイオー絶対ですよ!」と言いまくった、これも伝説の持ち主なのだ(単勝配当9.4倍)。
 さてこの「トウカイテイオー1年ぶりの復活勝利!」の裏には、当然その前年の有馬記念があるわけで、こっちのレースも当然触れなければならない。そう、1992年の有馬記念、トウカイテイオーは惨敗したのである。・・・この年5歳(現4歳)になったトウカイテイオーはダービー勝利後の骨折休養明けとなった春の産経大阪杯でまずいきなり勝利し、無敗のまま春天で長距離王メジロマックイーンとの運命の対決。しかしここでキャリア初の敗北となる5着に沈む。その後また夏場は全休し、ぶっつけで望んだ秋天。だがここでもあっけなく7着に敗れる。気の早い専門家達からは「トウカイテイオー、早熟だったか?」との揶揄もあるなか迎えたJC。しかしここで彼は華々しく勝利し、ファンの心を再びグッと掴むのであった。・・・そうなのだ。それで我々ファンを持ち上げておいて、年末の有馬記念でまたまた大惨敗。いったいこのルドルフの御曹司は、強いんだか弱いんだか訳が分からない、といったところが当時のレース回顧だったのだが、皆さん聞いてくれ。上述のK。実はこの1992年の有馬も獲りやがった。この時はトウカイテイオーには目もくれずメジロパーマ−の単勝を。この時も10万買ってやがった。Kの競馬予想の根幹は「惨敗し続けている逃げ馬の単勝を買う」だ。この年も俺はKと一緒に中山の満員のスタンドで観戦していたが、最後の直線、逃げるパーマーの内からレガシーワールドが猛然と追い込み、両馬鼻面を揃えてゴールイン。俺は僅かにパーマーが逃げ切ったと見えたのだが、Kはレガシーが差してしまったと思ったのだろう、「チックショー!チックショー!」と小梅太夫みたいに叫んでいた。ところが写真判定でパーマーが勝利したと分かるや、一転大興奮し「やったー!!やったー!!」と絶叫しながら、よりによって自身の持っていた当たり馬券と財布を、意外な結果に終わって静まりかえっていた観客達の方にぶん投げたのであった(汗)。
 で思い出す。なぜKがこの時有馬でメジロパーマーを買ったのか。K曰く「秋初戦、京都大賞典を使ってきたからね。」・・・この一見単純な発想。しかし深い。
 さあやっと本題。秋の東京・京都開幕週、目先には当然まず秋天やマイルチャンピオンシップがあるので、どちらかというと毎日王冠の方が注目されがちだが、京都大賞典もJCや年末有馬への重要なステップレースとして見逃してはならない一戦なのだ。そんなスタンスで、今年も「第2のメジロパーマー」を探してみたい。(つまりこのレースでは惨敗するが、有馬で臭そうな馬)

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    2018/10/08 12:34 ブロック