競輪
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2019/07/12 23:46
予想コラム [No.189] 7/14(日)函館11R函館記念
みなさんは、かつて北海道の静内高校で生徒の手によって生産され、その後JRAの厩舎に配属になり、見事新馬戦で勝利を挙げたユメロマンという馬がいたことをご記憶だろうか？当時は「高校生が生産した馬がJRAの新馬戦で歴史的勝利！」等のニュースがメディアを賑わせたものだ。で、これから話すのはもうかなりの人がとっくに知っていることらしく、知らなかった俺は今さらながら恥ずかしいのだが、このユメロマンの話が何と高等学校向けの英語の教科書(桐原書店World Trek)に掲載されていたというのだから素晴らしいことである。教育現場の教材にギャンブルの競馬が扱われるとは、日本の教育界もまだまだ捨てたモンじゃない(笑)。
ネット上に載っていたその教科書の本文の一部を紹介しよう。
Shizunai Agricultural High School is a school where students can learn how to raise and take care of horses. Students come here from all over Japan. "We all love horses and would like to have a horse-related job in the future," says one of the students in the riding club.
The students in the club have a very busy school life. They wake up at five, clean the stables, feed the horses and then let them out into the fields. After school they practice riding the horses, groom them, and feed them again. In order to lead this kind of life, some of them live in a dormitory. Their lives are centered around the horses.
In 2002, a beautiful thoroughbred was born here. He was named "Yumeroman," horse of dreams and hopes.
晴美ママ「何よアベチャン、インテリぶって英語の文章なんか用意するんじゃないわよ！･･･なんて書いてあるの？浜サン、訳して！」
浜サン「えー？どれどれ･･･静内農業高校は馬の生産や育成を学べる学校です。日本中から、将来馬に携わる仕事がしたいと考えている生徒達が集まってきます。馬術部の生徒の一日の生活が、朝5時起き、馬房の掃除、餌やり、放牧、で学校で授業を受けて放課後は馬に乗り、再び餌やり。とにかく馬中心の生活なので、寮に暮らしている子もいます。で、2002年にユメロマンが生まれました。名前は〈dream and hopeの馬〉という意味を込めて。だね」
ママ「えー、それでお終い？どうしたのよ、その後のレースでの活躍の話は？」
ママ、そりゃ教科書の文章なんだからそんなに怒らなくても･･･。
山ちゃん「アベチャン、そのネット上で引用してきたサイトをまた見てみれば、続きが書いてあるんじゃね？来週またそれを持ってきてママに見せてやりなよ！」
まぁそれはともかく函館記念。そもそもなぜユメロマンのことを思い出したかというと、当時のユメロマンの馬主が田中春美、でその倅の田中勝春が新馬戦で跨っていたからなのだ。そう、勝春にとっては4年前の福島牝馬S以来久々に重賞を狙えるマイスタイルから。去年1000万、準オープンを連勝した時の走りっぷりから考えれば、ローカルG�慶�度なら勝ち負けできる能力はあるはず。しかもまだ5歳、伸びシロは十分ある。また、ここ数戦は「人気で凡走」「人気落ちて好走」を繰り返しているが、そのジンクスからすると今回は激走必至。
若い頃は坊や坊やしていて可愛らしかった勝春ももう48歳。ユメロマンに乗ってた頃からも既に10年以上の月日が流れている。でもまだまだ老け込む歳じゃないぞ、もう一花も二花も咲かせてみろカツハル！
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