101件のひとこと日記があります。
2012/09/05 17:45
スマートファルコン、愛と幻想のラップ分析!
スマートファルコンが帝王賞を大差で勝ったときに武さんが「サイレンススズカのようだった」と言ったのを聞き、私は最初、「それは言いすぎでしょう」と思いました。当初は反発するような気持ちになったのをよく覚えています。私には、「スズカのような馬をまた見てみたい」という気持ちがある一方で、「スズカのような馬が簡単に出てきてたまるか」という気持ちも、やはりあったからです。
しかしあの帝王賞の内容を見て、他ならぬ武さんがそう言ったことの意味が、少しわかったような気がしました。
左側の画像は、過去4年分の帝王賞のラップをグラフ化した図です。これを見ると、ファルコンが勝った2011年のラップ(黄緑)がいかに異質だったかがよくわかります。スタート後3ハロンの猛烈なスピードもさることながら、例年なら息が入る4ハロン目以降でも、ラップが緩んでいません。私は、この「形」に見覚えがありました。それが2011年の帝王賞と1998年の宝塚記念のラップをグラフ化した右側の画像です。
過去の帝王賞のどれとも似ていない、ファルコン自身が一人で刻んだあの年の帝王賞のラップは、その「形」が、サイレンススズカの宝塚記念とそっくりだったのです。おそらく統計学で言う所の「正規化」という手法を用いればこの2つのレースのラップの「形」が瓜二つであることがより明確になると思いますが、スタート後とラストの猛烈な急加速の角度とタイミング、全体を通じての息の入らなさ加減に、共通するものがあるように思えてなりません。
芝とダートで、距離も200メートル違います。また、ダートの方が逃げ・先行馬に有利なので、希少性という点ではやはりスズカに軍配が上がるかもしれません。しかしそれでもやはり、私はこの2レースの共通点に着目したいと思います。
ファルコンもスズカも、スタート後3ハロンで脅威のスピードを発揮して他馬を引き離し、中盤でも後続に脚をタメさせることのないペースを保ったまま、最後にもう一度加速、ラスト1ハロンを止まらずにまとめています(ファルコンに至っては上がりも最速…!)。12.5秒付近を頂点とする息の入らないラップを刻んでおきながら、恐ろしいことにこの2頭は最後でもう一段急加速し、ゴール板まで止まることがなかったのです。
競馬を見ていると、「不可解なレース」というのにごく稀に出くわすことがあります。分析すること自体を許さないような、人の理解を越えたレースという意味です。個人的にはスズカの金鯱賞やグラスワンダーの宝塚記念、ディープインパクトの天皇賞春などがそんな「不可解なレース」としてまず思い付きますが、ファルコンの帝王賞も、間違いなくその一つでした。
その衝撃に比べれば、レーティングやレースの格などの問題は、私にとっては些事に過ぎません。レースの「格」やレーティングで競走馬の能力を判断するということは、ある意味では他人が決めた基準に判断を委ねることであり、自分の頭では何も考えていないのと同じこと。もちろんそういった基準も重要ですが、私はそういうものに重きを置いて競馬を見るよりは、たとえそれが少数派の見方になるのだとしても、何よりも自分の目を信じ、自分の頭で考える競馬ファンでありたい。G1だろうとG2だろうと、中央だろうと地方だろうと関係ありません。大切なのはレースの「格」ではなく「内容」です。私の中では「内容」以上に重要なことなど何もありません。勝ったレースの「数」ではなく、「質」の方が大事だとも思っています。
だからたった一度でもいい。どんな舞台でもいい。そんな衝撃を一度でも与えてくれた馬にこそ、私は最大級の賛辞を送りたいと思います。忘れることなく、そんなレースの一つ一つを、心に留めておこうと思います。
スマートファルコン。
私は、武さんに「サイレンススズカのようだった」と言わせるような馬が出てくるとは思っていなかった。でも武さんに「サイレンススズカのようだった」と言わせた馬が、他ならぬ君で良かった。君じゃなければ、私は納得できていなかったかもしれない。
本当に、お疲れ様でした。
引退は残念だけど、君が「無事に」競走生活を終えられたことが、何より嬉しい。子供たちにその脅威のスピードが伝わっていくことを願っています。
(^-^)/
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スズカフェチさん
うーん、バリアシオンもか〜。軽度だといいね…
ジョーダンも心配になってきた…あの子が好走するレースなんか、全部タフなのばっかだからなぁ(--;) -
桜vistaさん
バリアシオンまでが…
どうなってるの? -
スズカフェチさん
ええ!?ヤスナリ、またそんなこと言ってたの!?
軽!軽いよ岩田さん…(--;)
まあ武さんみたいに理詰めで攻めるっていうより、なんか感覚で攻める感じの人みたいだから、思ってることがけっこうポロって出ちゃうんだろうね…だからブリランテのダービーの時みたいなドラマが生まれるわけでもあるんだけど…
…でもやっぱ言動が軽いよ…!(∋_∈) -
しゃっちぃさん
うん、うん、岩田ゎ簡単にしゃべるよ。
ウオッカよりブエナの方が強いってインタビューで答えてたもん
私ゎ嬉しいケド、ウオッカファンゎムカつくだろ~ね
でも、やっぱり聞いてみたい気するし
それに、この前ジェンティが勝った後のインタビューで、ブエナ以上になるかも!って言ってたみたい
(*`Д´)ノ!!!なんだと、この猿がってなるよね(-_-#)チッ -
スズカフェチさん
「たぶん、スズカはディープが最も勝ちにくいタイプの馬だと思います」
みたいなこと言ったんだぁ(*^^*)
これさ、いつかそう聞かれた時のために用意してた答えなのかはわからないんだけど、何気に凄い機転というか、考えられた答えじゃない?
ディープが「勝てない」とも言ってないし、「勝てる」とも言ってない。「勝ちにくい」っていうのがミソでさ、ディープのファンにもスズカのファンにも気を配った、凄い考えられたコメントだと思うんだぁ。これ咄嗟に出てきた答えなのかは知らないけど、やっぱ相当切れるよね、武さんは(^^)かなり頭が良いと思う。
たとえばイワタっちなんかはその辺が良くも悪くも全然甘くない?(^^;)情熱が先走っちゃってけっこう不用意なコメントしちゃったりするけど、武さんは馬に関するコメントに関しては完璧な気がするんだぁ。やっぱ頭切れるよ、あの人は(^^) -
スズカフェチさん
でさ、話飛ぶけど、騎手の話で思い出したんだけどさ、ディープの現役時代に武さんがなんかのインタビューで「ディープはサイレンススズカにも勝てますか?」って質問されたことがあるの知ってる?
そんな質問する記者のセンスのなさというか馬鹿さ加減はひどいけどさ、武さんこのとき、凄いいい返し方したんだぁ。 -
スズカフェチさん
俺もね〜、特にケンイチ君のことが嫌いっていうわけじゃあないんだけど、オルフェはそこまで気難しい子じゃないんじゃないかな、っていうのはやっぱりあるね(--;)
たとえば去年の有馬なんかでもさ、歴史に残るような超スローペースでオルフェは我慢しきってるもんね。それがケンイチ君のおかげなのか、オルフェの元々の我慢強さなのかは微妙なところだけど、フォワ賞でもオルフェよりアガアガしてた子はいたもんね(^^;)
てか、なによりスミ様は「オルフェが乗り難しい」なんてことは全然思ってない感じがするよね、レース終わった後でも。コメントがなんかそんな感じだもんね(^^) -
しゃっちぃさん
スズカちゃん はぁよ♪オルフェの板、スミヨン支持してる人かなり増えたね~ 最近、読むのが楽しいよ
でも、陣営のコメントどぉにかならんもんかな…乗り難しいだの、レース勝ったのに素直ぢゃないとゆ~か…スミヨンとオルフェゎ合ってるのに、陣営ゎスミヨンを認めたくないんかなぁ…?
それに、逸走と天皇賞の敗因が自分らのせいぢゃなく、オルフェの気性のせいだと、世界にアピールしたいんだねやなかんぢィ
でも、板でゎスミヨンの馬に対する愛情を理解してくれた人いて、私ゎ嬉しいぞぉ
スミヨン様最高あんなに馬を愛してる騎手ゎおらんな(`∇') -
スズカフェチさん
タイシンさんこんちは(^^)
ティアップ、ちょい出遅れて5着でしたが、なかなか見どころのあるレースをしてくれました♪完全な前残りでしたがよく追い上げてくれたと思います。
近いうちになんとか1勝はできるかもしれないですね。いやぁ、新馬も面白いですね、なんか新鮮な感覚を味わえました♪ -
タイシンさん
今晩わっすティアップワンダー人気ではないですかー!(^-^)いずれは勝ち上がりは確実ですね(^^ゞ