101件のひとこと日記があります。
2012/12/01 20:31
犬と馬と「距離適性」…
6歳にしてヘルニアを患ってしまったうちのワンコでございます(現在は快方に向かってます)。ドッグランが大好きなんですが、この子を見てると競走馬の「距離適性」について色々と考えさせられることがあるので日記に書いてみました(^^;)
まずこの子、一度走り出すと常に全力です。走り出して5、6歩で最高速に達し、あとは疲れるまで止まらない…散歩のときはそうでもないんですが、ドッグランでは基本的に0か100しかなくて、50?70パーセントくらいで力を抜いて走ることができないんですよね。もしこの子が競走馬だったら、ペース配分ができないので典型的な逃げのスプリンターになると思います(^^;)
基本的には犬も馬も走るのが好きな動物だと思いますが、特にこの子のような犬を見てると、動物に「力を抜いて走らせる」というのは想像以上に難しいことなんだな、とよく思います。おそらく競走馬も、幼少期にしっかりと我慢を教え込まなければみんなこの子のように力を抜いて走ることができないスプリンターになってしまうような気もします。いつだったか、馴致時代のディープインパクトが乗っている牧場スタッフに「我慢我慢、我慢我慢!」と言われながら必死で力を抜いて走ることを教え込まれていた様子をテレビで見たのを思い出します。
私は「折り合いがつく」というのは、「50?70パーセントくらいで力を抜いて走ることができる能力」だと思っていて、特に将来のダービー馬を探す時なんかは、上がり3ハロンや持ち時計以上にこの能力を重視するようにしています。短距離ではそうでもないですが、中・長距離戦では「無駄な力を使わない」というのがかなり重要な要素だと思うからです。話をドッグランに戻すと、シベリアンハスキーなんかは力を抜いて優雅に走れる子が多い気がします。ウチの犬と一緒に遊んでもペース配分が上手なのか、こっちはグロッキーなのに全然息が乱れてないんですよね(^^;)
では、しっかりと教育を施せば、動物はみな力を抜いて走ることができるようになるのでしょうか?競馬に置き換えれば、競走馬はみな長距離を走れる「折り合い」を身に付けることができるのでしょうか?私はそうとも思っていません。馬産地で働いている友人は、基本的には馬が全力で走るのは「本能」だから、いくら教えても力を抜いて走ることができない子もいる、と言っていました。「折り合い」あるいは「力を抜いて走れる能力」というのは教育などの後天的な要素よりも、気性や骨格といった先天的な要素で決まる部分が多く、その友人によると、特に重要なのは「骨格」だそうです。たとえばゴールドシップ。私自身は馬体を見てもよくわからないんですが、その友人によると、あの子は非常にタメが効く、すなわち力を抜いて走れる骨格をしているそうです。
また、敬愛するここのお友達のタイシンさんから、「調教の目的は息を作ること。リーチザクラウンやアンライバルドは年を重ねて併せ馬ができない馬になってしまった」という興味深い話を聞かせてもらったこともあります。これはまさに彗眼で、年を重ねるごとにタメが効かなくなって主戦場が短い距離にシフトしていく馬というのは確かに非常に多いです。「力を抜いて走る」ことの重要性がよく言い表されていると思いました(^^)
「距離適性」という言葉は競馬ファンなら誰でも知っている言葉だと思いますが、その定義は非常に曖昧です。十人いれば十人違う考えを持っているでしょう。私も正直「距離適性とはなんぞや」と聞かれたら明快な答えを導き出せませんし、予想家や評論家の方達からも、いまだ納得のいく答えを聞いたことがありません。非常に難しい概念で、少なくともゲームのようにこの子は「1200?1600」、あの子は「2000?2400」と単純に分類できるものではないのはもちろん、戦績=得意距離ではないとも思っています。たとえば東京1400。1400はスプリント質の流れになることが圧倒的に多いですが、東京の1400だけは数ある1400戦の中でも唯一後傾ラップになることが多いレース(前・中盤が緩むことが多いレース)で、他の1400戦とは違い、このコースを勝った馬は後々スプリント路線ではなくもう少し距離が長いマイル路線以上の距離で活躍することが多かったりします。また逆に、暮れのラジオNIKKEIは意外と後々マイル路線が主戦場になるような馬が好走してたりもします。
難解な概念なので距離適性についてはまだまだわからないことだらけですが、「力を抜いて走れること」というのは、少なくとも長距離を走れる馬を見極める際の重要な要素の一つになってきそうです。
「距離適性」とは?「折り合い」とは?競馬を分析していくうえでの永遠のテーマとなってきそうです(^^;)
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スズカフェチさん
いやぁ、なんか今流行りのおネェの人なのかなとか色々考えちゃったよ…白のランニングシャツに短パン一丁だもんね、出家でもしたのかと思ってかなりビビったよ…そりゃタイシンさんでも絶句しちゃうでしょ(^^;)
フラッシュも引退レースになるみたいだし、5歳世代には頑張って欲しいね。人気の盲点になりそうなのはスカイディグニティかなぁ。でも今年最後の有馬は分析抜きでお祭り馬券にするつもり。馬場に乱入するローズファンの方達を止めなきゃいけないしね(^^;)
ただ、その前にラジニケはガチ予想する…!
ちなみに桜ちゃんも俺の「リスペクトする人」リストに入ってるからヨロシク〜 -
桜vistaさん
スズカちゃん こんち~日記の事有難う。コメント不可にしたけど、ぃぃよね♪アバタも苦情が多かったので変えました笑
私、ぢつゎ男なんだ!ゎこの前、タイニィにもやったんだぁ…
したら暫く(-_-)シーン。てなって『まぢか』だって…
あほかぁヾ(--;)こんな可愛い声の男おるかってねしかも電話でだよ。失礼しちゃうよねぇ…
ま・前のサイトでも1年間、男だと思われてたからねグギギ…
有馬楽しみだね☆スズカちゃんのリスペクトしてる皆に会えるもんね
今のオススメゎルルーシュでもフラッシュから買うけど -
タイシンさん
スズカさん今晩わ、いよいよオーラスですね
積もる話は沢山ありますね(^^)楽しみにしております -
スズカフェチさん
タイシンさんこんばんは(^^)コディは身体つきはローズとは違ったんですね。いつもながら馬体評価、たいへん興味深かったです♪
IK理論は、僕の方もある程度理解してからでないとタイシンさんやチアさんに有意義な質問ができないので、本が届くまでの間、いまネットを見ながら猛勉強しております。で、でもやはりかな〜り難しいです(^^;)5代血統などの普通に手に入る情報だけでは解き明かせないですねコレは…
血統はもともと勉強しようと思っていたんですが、歴史が長すぎてどこから手を付けていいのかわからない、という状態が続いていたので、IK理論は良いきっかけになると思います♪ -
タイシンさん
自分はすっかり忘れております(理論で説明できないっす)申し訳ない
自分のお友達チアフリーさんが詳しく知っているかもしれません
有馬記念の時にもしチアさんが来られたら聞いてみてください(^^)
ちなみに自分が知っている最高評価3Aの馬はビワハヤヒデ、ナリタタイシン、サクラスターオー、タマモクロス、エイシンワシントンであります、ブックオフで自分も探してみます -
スズカフェチさん
で、でですね、タイシンさん、久米さんがスズカの血統をどう分析したのかどうしても知りたくて、「血統クラシックロード」の96年度版を探しまくったんですが、今はもう手に入れるのが難しいみたいです(T-T)
スズカって5代血統だとターントゥのクロスしかないですよね?でもビワハヤヒデと同じ2Aということは…知りたくて知りたくて鼻水が出そうです…ていうかもう出ちゃってます…
な、なのでタイシンさん、もしスズカの血統のことが書かれている久米さんの本を知っていたら、有馬のときに教えてくださいm(_ _;)m -
スズカフェチさん
そうですよね、後天的な要素としてやっぱりライバルの存在は非常に大きいと僕も思います。器にどれだけ多くの水を入れられるかということだと思うんですが、ローズとピサの戦いは、お互いの器を満たしていくためにも正直もっと見たかったですね…ブルボンVSライスは、もうほとんどフィクションですよね。テンポイントとトウショウボーイとか、スペシャルウィークとグラスワンダーとかもそうだと思うんですが、一連の戦いが1本の映画みたいですもんね(^^;)
最近ではワールドエースとゴールドシップがそうなる予感がしていたんで、やっぱりエースの屈腱炎は凹みましたぁ… -
タイシンさん
スズカさん有馬記念の時語り明かしましょう!(^^)
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タイシンさん
もしミホノブルボンがいなかったらライスシャワーは条件馬で終わっていたのではないか
そう確信しています
厳しいレースを経験し、内面のスピード、スタミナを引き出して行くものだと思っています
ブエナの世代にレッドがいた事
ローズの世代にビサやフラッシュ他素晴らしい強者達がいた事
これもまた同じ事ではないかと思います -
タイシンさん
スズカさんこんちわっす(^^ゞI理論に浸かるとオタク化しますよ(^^)
久米裕さんは皐月賞の時東スポにファックス送ってこのレースはビワハヤヒデとナリタタイシンで決まる、との内容でその通りに決まり、前年はダービーの時当初早熟マイラーなどと一部に評価されていたミホノブルボンのスタミナに対抗出来るのはライスシャワーだけとの見解を示していたそうです
自分の考えはもしビワハヤヒデ他強者が同じ世代にいなかったらナリタタイシンはあそこまでの馬にはなっていないのではないか