第81回日本ダービー、予想PART2！

まずはやっぱりこの馬でしょう

・イスラボニータ

この馬は実は皐月で狙ってダービーではスパっと切るつもりだったんですが、皐月の勝ち方がだいぶイメージと違ったのでおいそれと切るわけにいかなくなりました。

12.3 - 11.4 - 11.9 - 11.9 - 12.7 - 12.1 - 12.0 - 11.6 - 11.7 - 12.0

皐月は↑のようにフルブルームが前半をゆったり進めてから早い段階でスパートを開始、後半5ハロンのロングスパートを仕掛けたわけですが、イスラボニータが勝つとしたらこういう流れを前目で追走して惰性で粘り切る、という東スポ杯のような形を予想していました。が、実際は中団で脚をタメ、しっかりとした末脚を披露して完勝。だいぶイメージと違ったのでダービーでも切るわけにいかなくなりました。

しかし不安要素もあります。よく言われる血統でしょうか？いいえ、自分はそんなに血統のことは気になりません。それよりもずっと気になることが一点だけ…

ずばり、これまでのレースで「上がり最速で勝ったことが一度もない」という点です。

競馬は上がり3ハロンがすべてではないことは百も承知ですが、ことダービーに限ればこれはけっこうなマイナス要因です。過去20年まで遡っても、上がり最速を計時したことがないのにダービーを勝ったのはサニーブライアンだけ。

上がり最速で勝つというのは、単に瞬発力が秀でているというだけではなく、もっとシンプルに、直線に入った時点で「誰よりも余力が残っていた」＝「誰よりもスタミナが残っていた」ということの証明になる場合もあるので。

エクイターフの導入以降の府中2400は、12年のブリランテを見てもわかるように一昔前とは違って上がり最速を計時しなくても好走できる傾向が強まっています。しかし、ブリランテやメイショウサムソン、キングカメハメハのようにダービーを先行して勝った馬でも、それまでのレースで何度か上がり最速を計時しています。同世代ばかりを相手にしているわけですから、ダービーを勝つような馬なら先行タイプだろうと差しタイプだろうと「能力」の違いで一度や二度は上がり最速を計時しているものなんです。

なのでいくら仮柵移動で内が伸びると言っても、ブル様の回避で中盤が緩んで団子状態からのスパート合戦になる可能性が高いのであれば、案外「府中でこそ」というタイプの馬の強烈な末脚に屈しそうな恐れもあります。それと亀谷さんのコラムを読んでふと思ったんですが、前半・中盤ともに緩んで折り合いが求められる展開になると、外枠発走で引っ掛かる危険もあります。まあ共同通信であれだけ緩い流れをきっちり勝ち切っているので中盤が緩んでも普通に対応してくるかもしれませんが。

以上を踏まえ、当初はこの馬から流す予定でしたが、フルブルームの回避で決め手勝負の差し馬が台頭しやすい流れになる可能性も高まったので、少し死角が生まれたような気もします。だからボックス買いに変更し、イスラボニータもその中の一頭に留めます。

明日はこの他の馬について…！