GOLF

朝一番に専務から電話、「ゴルフできるか？」との
問い合わせ。

ゴルフといえば思い出す。
高校最後の夏休み、ツレのお母ちゃんが
働いていたゴルフ場で、キャディーのアルバイト
させてもらう事になった。

真夏の炎天下はキツかったけど、
クラブはモノレール式のカートをリモコン操作するだけ、
後はプレイヤーの後をダラダラついていく。(笑）

リモコン操作を誤って、まだプレー中にクラブだけが
次のホールに行ってしまったときは
炎天下の下、走ってとりに行ったもんだ。(笑）

社長と秘書？または社長と愛人？
と思われる二人連れのキャディーしたとき、
当時は俗にいうバブル初期時代で
チップは当たり前のようにもらってた。

「お兄さん、ここからグリーンまで何ヤードぐらい？」

「さあ〜・・・どれぐらいですかね？」

「お兄さん、この芝向きはどっち？」

「さあ〜・・・打ってみれば分かりますよ！」

こんなキャディーでもチップくれてた！（笑）

その二人連れ、お姉ちゃんが初心者で、
まあ進まん事　進まん事・・・・・。
クソ暑い中、延々とチョロっと打っては少し進むのを
続けてた。
歩いてる時は、おっさん彼女のケツばかり触って歩いてた。

思春期にはこたえる行動だ！

ハーフ終わった時の休憩所で、見かねたのか
その社長と思わしきおっさんが、
史上最高のチップ　　イーワン円！（笑）

バイト代よりええやんけ！（笑）

夏休み中だけのバイトだったが、そんなこんなで
色々とゴルフの知識は身に着けた。


そして社会人デビューしてから数年後、
パイセンからゴルフの誘いがあり、打ちっ放しで
ある程度練習して、いよいよゴルフデビューの日を迎えた！

未経験者は俺一人の中、パイセンが用意してた
色つきの煙を吐く始球式ボール！

「俺が打ちます！」と言って晴れてデビュー、しかも
始球式から打つ事に！（笑）


右ピッチャーでいうシュート回転！
ドライバーの真芯で捉えた打球は、見事なシュート回転で
オレンジの綺麗な煙を吐きながら、
防護ネットの遥か上を行き、駐車場の車を直撃した！


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ワイワイ楽しい雰囲気は、一瞬で暗い空気感に一変！
パイセンは慌ててクラブハウスに連絡、
「車は保険で何とかなるらしい」と・・・

しかし、その結果は俺は聞かされなかった。
しかも、それで空気感が元に戻る事も無かった・・・。



要するに、そんな辛い想い出がある以上、
専務のお誘いを受ける事は出来なかった・・・・・。






　　　　　　　（笑）