また・・・厳しい現実が・・・・・

普段の業務とはまた違った面で、
色々考えなきゃならん事もあって
毎日があっというまに過ぎていく。

１日が36時間ほしい。（笑）

そこにきて、お客さんである「Ｔ社」の担当者から
お願いの話がきた・・・・・・・。




話は２年前に戻る。



うちの工場の設備ではまかないきれない仕事があり、
そういう工程は外注に振ってるわけだが、
もっと近くにその設備を持った会社は無いのか？
ＮＥＴ含め、色んな業者にも声をかけ探してもらったところ、
ここから車で15分の所に可能性のある会社がある事が分かった。

社名は「Ｕ社」早速電話でアポを取る。
初めは無愛想に電話で対応していたが、
社名と要件を話すと言葉づかいが一変！（笑）

すぐにでも詳しい話が聞きたい！ということで
訪問することにした。

門からの面構えは普通・・・。
しかし、１歩中に入ると　何だか暗い！（笑）

なんていうのか・・・活気も感じない。

通された応接室も・・・暗い。（笑）

応接に行く途中に、うちのお客さんの商品もおいてあって、
ここにも注文出してるんだ・・・と・・・。

社長も暗い・・・だが、営業部長は
白目むくほどの迫力で話しかけてくる！

結局、金銭的な面では十分折り合いはついたのだが、
いや、他社より安く作業してくれるほどの提示金額だったが・・・

あまりの雰囲気の悪さを感じたから
協力会社として認めるまではしなかった。



これが２年前の話。



そしてつい先日のお客さんのＴ社からの電話。

緊急に対応してほしい案件があると！
新規案件なので見積もりしますと答えると

お願いしますから緊急の対応で、この金額でやってほしいと
懇願・・・・・。

しかし提示された金額は、とんでもない金額だった。
聞けば今までこの案件をしてもらってた会社が倒産して、
明日入る予定の商品が何も出来上がってないのだとか・・・・・。


そう、「Ｔ社」が仕事を出してたのが「Ｕ社」で、
その「Ｕ社」が倒産したのだ。


あまりにも緊急すぎる話だが
「Ｔ社」の担当者に懇願され、今までの付き合いもあるからと
ここは赤字覚悟で引き受ける事にした。

まずは緊急に必要な分はその金額で！



しかし・・・・・計算すればするほど無茶苦茶な金額。
この品物をこんな金額で提供してちゃそりゃぁ・・・・・・・


その後、うちの周りにも色々被害を受けた業者がいて、
話を聞くと　倒産前日まで社員たちは残業までしていたそうで・・・

次の日、普通に出勤すると貼り紙がされていたという・・・・・。

次々と会社の前には被害を受けたと思われる会社の担当者が
集まってきて、一時騒然となったという。


なんとも厳しい現実であって、何も知らず働いていた
社員たちは気の毒だ・・・・・。

関係していた業者の人達も・・・・・



２年前の俺の判断。

・・・・・・・さすがだ！（笑）　←　言いたかったのはここ！