BLUE　 LETTER

とある小さな海岸沿いの街・・・・・。


彼は山奥の田舎から、小さな街の車の修理工場に就職した。
ちょっとした親類でもあり、もっぱらの車好きの彼は
車の改造がムチャクチャ流行った時代に合って、
かなり優遇された状況だったそう。
そこで、妻となる彼女と出逢った・・・・・。


１２月１２日　昨日、・・・・・フイに田舎のお袋からＴＥＬがはいった。
毎年の事だから、かかってきた瞬間に要件は分かる。

・・・そう、この覚えやすい日は　彼（Ｎ君）の命日・・・・・。

・・・・・中学でのヤンチャ仲間４人衆、Ｎもその一人、
４人で常に行動してた！お互いの家にも行ったり来たり・・・
ヤンチャはしてたけど、凄く息があう仲間だった。
高校は全員バラバラになっちゃったけど、会える時は誰かの家に
いつの間にか集合してた。（笑）
携帯電話も無い時代だったのに・・・・・。（笑）

就職してからも、みな仲間！休みに会ってヤンチャするのが楽しみで楽しみで（笑）
その４人の中で、Ｎが一番最初に結婚した。
仲間には当然、彼女を紹介してくれていた。
幸せそうで楽しそうで・・・・・羨ましく思ったもんだ・・・・・。

そして、２０年程前の１２月１２日・・・・・
仕事で工場の電話番の女の子の運転で、お客の家に車の修理見積もりに
いった帰り、雨降りの交差点で悲劇が・・・・・。

運転していた女の子は命に別状は無かったけど、Ｎは・・・・・・・・・・。

実家からの電話で、Ｎが亡くなったって聞いた時は、
全く信じられるわけも無く、気付けば会社休んで
田舎に向かっていた。

もう、Ｎの嫁さんに何を言ってあげたのかも覚えて無いくらい
頭の中は真っ白！　彼女はひたすら泣きっぱなし・・・・・
もちろん、仲間３人も・・・・・・・

後日・・・・・その彼女から小さい字で書かれた手紙が送られてきた。
小さい字が、凄く心に残ってる。
最後には「ありがとう」って書かれてあった。
もう、涙涙だよ。

この甲斐バンドの「BLUE　LETTER」って曲が心にしみた。


話は戻って・・・・・・昨日のお袋からの電話、いつもの命日を
知らせてくれるだけの内容じゃ無かった・・・・・。

「○○ちゃんが今年成人式なんやて！」

そう・・・・・Ｎが無くなった時には彼女のお腹には可愛い女の子がいたんだ・・・。
昨日の電話で、また泣けちゃったよ・・・・・。

○○ちゃんは、凄く元気にしてるって・・・・・お袋が言ってた。
正月には、お祝い持って行ってあげなきゃね！（笑）


ごめんなさい、こんな個人的な内容の日記で・・・・・・・。
インパクトが強い出来事だったから・・・・・。
お許しを・・・・・。