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2015/04/19 11:49
知って・観て得する海外レース(week16)
知って・観て得する海外レースの第16回目です。先週までの約1ヵ月間、豪州G1のニュースがこのサイトでも取り上げられました。そんな事もあり、豪州の名馬にまつわるレースを取り上げます。
選んだのは、2003年のゴールデンジュビリーS(英G1)です。
あれ・・・何故、北半球、イギリス(英国)のレースなのか? と気になると思います。このレースの覇者が、南半球のオーストラリア調教馬だからです。
そのレースを制した馬は、シュワジール[Choisir]。2003年4月まで、オーストラリアで競走生活を送り、G1の優勝経歴のある馬です。
そんな彼が、2003年の夏に英国アスコット競馬場でレースを迎えました。まず、キングズスタンドS(当時G2)を優勝し、その返す刀で挑んだのがこのレースでした。
また、このレースでの勝利が、レース史上初の『南半球調教馬』の優勝を果たしたのです。
引退後は、オーナーのクールモア[Coolmore Stud]で、競走時代と同様に北半球・南半球で種牡馬生活を送りました。
クールモア・・・この言葉も、頻繁に目に耳にする機会が多くなる言葉ですね。実は、北半球だけでなく南半球でも同様のステイタスを持つ存在を確立したのが、彼なのです。
また、この年には、彼の祖父ディンヒル[Danehill]が豪州で不慮の事故で亡くなる事態が起きました。そんな事もあり、私個人的としては、彼こそが
『北半球・南半球の両方で活躍した馬の象徴』
として記憶に留めようと思います。
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【レース映像】
超貴重な(!)レース映像が、観られます。是非、御鑑賞下さい。
このレースは、17頭立て。観客寄りの埒からスタート。本命のエアウェーブ[Airwave]が立ち上がるスタート。他馬は、ほぼ互角のスタートを切る。
その後、2つの馬群に分かれる。観客寄りの馬群は、スリーポインツ[Three Points]がハナを切る。また、もう一つ馬群は、シュワジール[Choisir]が切る。
序盤は、2つの馬群が出来る状態でレースが進み、叩き合いで馬群が1つに凝縮する。
その叩き合いは、余裕の手応えでスパート。そして・・・追い込む他馬を余裕で抑えて完勝。
実は・・・このレース、彼は、『中3日』のローテーションでやってのけたのだ。
レース映像URL(英語実況) : https://www.youtube.com/watch?v=lK7aKlWoqCA [Coolmore Studのチャンネルより]
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【写真・参考】
下写真は、彼のアスコット完勝シーンです。参考は、Pedigree Queryからです。
掲載元URL : http://www.pedigreequery.com/choisir [Pedigree Queryの写真より]
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スーパーやっちさん
⇒たけにいちゃんさん、『いいね!』有難うございます。
コメント返信が遅くなってしまい、申し訳ありませんでした。シュワジール[Choirsir]は、もしかして聞いたことのある馬名とピンと来たと思います。
オーストラリア調教馬として英国制圧を果たしたので、覚えておくと良いと思います。 -
たけにいちゃんさんがいいね!と言っています。
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スーパーやっちさん
⇒広瀬北斗さん、コメント有難うございます。
この『中3日』での連勝は、この年のロイヤルアスコット開催でも、大きな注目でした。
でも、ここ最近は、
キングズスタンドS(G1) ⇒ ダイヤモンドジュビリーS(G1) の連戦を敢行する馬は、ほぼいなくなりました。
さすがに、『ハード過ぎ』だと思います。 -
広瀬北斗さん
「中3日」,さすがオーストラリア・ニュージーランド関連調教馬です(笑)。
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スーパーやっちさん
⇒マカさん、コメント・『いいね!』・『ファイト!』有難うございます。
確かに、2012年にブラックキャビア[Black Caviar]が勝ったレースでもあります。
でも、その前にこの豪州調教馬が勝った事は、意外に知られていないと思い、書きました。
また、この馬をきっかけに、欧州スプリントG1で豪州圏調教馬でも走れる事を示したことも大きな意義が有ります。 -
マカさん
貴重な情報をありがとうございます(^ ^)
シャトル種牡馬の先駆けなんですね♪
名前も知りませんでしたが
こんな仔がいたって知っているだけでも
視野が広がりますね。
オーストラリア調教馬で英G1と言えばブラックキャヴィアが思い浮かびますが、それよりも10年くらい前に偉業を成し遂げていたんですね(^ ^) -
マカさんがファイト!と言っています。
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マカさんがいいね!と言っています。