やっちの重賞回顧録[マーチS(G?)]

　今週の高松宮記念(G?)の裏番組も重賞です。マーチS(G?)です。

　大方のファンも想像は、『波乱のハンデ戦』という印象があると思います。今回は、その想像と大きく異なる「堅目の決着」となった、2000年を取り上げます。

　勝った馬は、タマモストロング。実はこの勝利で、デビュー以来のダート戦を7連勝。しかも、ダートで7戦無敗となりました。

　2着も、タマモストロングと完全な1-2finishを2走連続(仁川S、マーチS)で成した、スマートボーイでした。

　実は、このマーチS(G?)のレースレコード。タイムは、史上唯一の1分49秒台です。

　因みに、勝ったタマモストロングは、父 ： スキャン、母 ： サンドピアリス(by ハイセイコー)の血統。母は、オールドファンにはあまりにも有名です。1989年のエリザベス女王杯(G?)を20頭立ての最低人気 (単勝オッズ：430.6倍 ！)で勝った馬です。

　因みに、JRAの現役時代の連勝記録は、9連勝(スマートファルコン)です。以前は、カブラヤオー(生涯初の勝利から8連勝)を遂げていたのです。その当時、『9連勝以上を遂げるのでは？』と囁かれたのです。

　私は、もし5月?6月付近も順調に使い続ける事をしていれば、本当に連勝記録が伸び続けていたと思う1頭でした。