やっちの重賞回顧録[日経賞(G?)]

　土曜の天皇賞の前哨戦、日経賞(G?)です。取り上げたのは、あまりにも印象深い1998年です。

　勝ったのは、12頭立ての最低人気のテンジンショウグンでした。2着もシグナスヒーローとなったレースです。
　また、このレースは、スローペースにもかかわらず、最後尾の2頭がゴール前で残りの10頭を交わすという凄まじい波乱でした。
　
　実は、波乱の起きたこの日、印象的な1日だった事を覚えています。

　この日は、東京・千葉方面は、3月にもかかわらず平年より10℃以上高く、30℃近い最高気温をマークしていました。おまけに、山梨・秩父方面からの強風もあり、異様な天気だったのを思い出しました。

　あとこの気象条件下、当時東京の都心(山手線の内部)で昼間に、異様な光景を見かけました。それは、

怪我をしていないのに、救急車で搬送される現場を目撃したのです。

　不謹慎ながら、その様子をみかけると、倒れた人は『熱中症』で倒れたのです。その日は、ニュースでも、季節外れの熱中症で倒れた人が多かったのでした。

　普通、『熱中症』というと、真夏(たいていは、7?8月)に起きるものという固定観念があった私のにとって、恐るべき光景だったのです。

　きっと、当日の敗れた馬にも『熱中症が出ていたのか？』という馬が多数いたと思わせた、記憶に鮮明な波乱でした。

　あと、トリビアを。15年前に日経賞(G?)を制覇した馬、テンジンショウグンの鞍上(乗っていたジョッキー)は、昨年(2012年)の単勝万馬券を出した(ネコパンチ)時と同じジョッキーです。

　更に、江田　照男騎手のように、同一重賞で2回以上単勝万馬券(100倍以上)叩きだした騎手を調べてみましたが、いませんでした。