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2013/03/20 17:55
やっちの重賞回顧録[高松宮記念(G?時代編)]
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第18回高松宮杯(G2)
1988年7月10日 2回中京8日目 サラ系4歳以上オープン (別定)
着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 単勝 | 人 気 |
馬体重 | 調教師 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 2 | オグリキャップ | 牡4 | 55 | 河内洋 | 1:59.0 | 1.2 | 1 | 478(-2) | [西] 瀬戸口勉 | |
2 | 3 | 3 | ランドヒリュウ | 牡7 | 57 | 南井克巳 | 1:59.2 | 1.1/4 | 3.9 | 2 | 508(+8) | [西] 小林稔 |
3 | 1 | 1 | コスモドリーム | 牝4 | 52 | 熊沢重文 | 1:59.9 | 4 | 15.9 | 4 | 442(-4) | [西] 松田博資 |
4 | 6 | 6 | タニノスイセイ | 牡6 | 57 | 土肥幸広 | 2:00.5 | 3.1/2 | 51.4 | 6 | 446(-6) | [西] 宮本悳 |
5 | 5 | 5 | プレジデントシチー | 牡6 | 57 | 田島信行 | 2:00.7 | 1.1/2 | 12.9 | 3 | 476(-6) | [西] 中尾謙太 |
6 | 4 | 4 | プレイガイドバード | 牡5 | 57 | 西浦勝一 | 2:00.8 | クビ | 203.1 | 8 | 412(-2) | [西] 内田繁三 |
7 | 7 | 7 | パワーウイナー | 牡4 | 54 | 岩元市三 | 2:01.0 | 1.1/2 | 38.8 | 5 | 494(0) | [西] 二分久男 |
8 | 8 | 8 | ユウミロク | 牝6 | 55 | 音無秀孝 | 2:01.4 | 2.1/2 | 103.3 | 7 | 424(-4) | [西] 田中良平 |
払い戻し
-
単勝 2 120 1 複勝 2
3
1100
100
1401
2
4枠連 2 - 3 170 1
今週のG?は、高松宮記念があります。その高松宮記念(旧:高松宮杯)は、1995年以前は夏(7月頃)の風物詩として行われてきました。
その古き時代の記憶を残しているオールドファンもいると思い、このG?・芝2000m時代の高松宮記念(旧名称:高松宮杯)の回顧録も投稿します。
取り上げたのは、1988年です。そうです。この年の勝ち馬は、『芦毛の怪物:オグリキャップ』です。
3歳(旧4歳)にJRAに移籍して同世代の重賞を4連勝(ペガサスS(G?)、毎日杯(G?)、京都4歳特別(G?)、NZT4歳S(G?))し、
『同世代に敵なし』、『幻の皐月賞(G?)馬』、『幻のダービー(G?)馬』ひいては『幻の安田記念(G?)馬』
という最大級の賛辞を受けて登場したJRA移籍後の古馬OPEN級との対戦でした。
このレースに登録していた当時から、『戦々恐々』とする陣営が多かったのです。だが、その中にも、『打倒オグリキャップ』という反旗を掲げる陣営もいました。それが、昨年のこのレースの覇者、ランドヒリュウでした。
奇しくも、この時に出たランドヒリュウの鞍上は、京都4歳特別(G?)時に乗っていた南井 克巳騎手。その週中は、唯一人、頭の中で『打倒オグリ』のシミュレ?ションを練っていたと想像されます。
レースは、全馬差の無いスタート。逃げる馬がハッキリとしない状況で1コーナーを迎えた。
ここで、南井騎手のシナリオを遂行させた。そう、単騎逃げで後続をコントロールし、時計勝負に持ち込んだ。
向正面は、ランドヒリュウについていく展開。3コーナーで、オグリキャップがようやく外目へ馬群を捌く。直線は、完全にオグリキャップとランドヒリュウの2頭に絞られた。
最後の直線300m余りで、余力をFullに絞り切って逃げ込むランドヒリュウを残り100mでオグリキャップのエンジンが全開になった。その瞬間、『重賞5連勝』というハイセイコーを超える記録が打ちたてられたのだった。
一方、負けたランドヒリュウにしても、1.59.2sというレコード相当のタイムで走っていた。しかも、レースラップは、
12.9 - 11.4 - 11.8 - 12.3 - 12.1 - 11.9 - 11.8 - 11.6 - 11.6 - 11.6
である。逃げる馬がハッキリしないと分かった第1コーナーで緩むのが見えるや否や、レースラップを全く落とさないでキッチリ出し切ったのである。まさに、負けて強しの2着であった。
また、このレースには、未曾有のニュースも飛び出したのである!それは、
(旧)中京競馬場の投票掲示板が『オーバーフロー』(桁あふれ)を起こしたのである。
当初から、大方のファンが、オグリキャップ ? ランドヒリュウ の枠連(もとい、馬連と言った方が良い!?)を記念気分のみならず、大本命馬券の大量買いと思しき投資家が大量に購入されたのだった。
まさに、異例と言える伝説的な高松宮杯だった。
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スーパーやっちさん
⇒ソーニさん、『いいね!』ありがとうございます。
⇒アイバイノチさん、コメントありがとうございます。
このレースは、私がまだ競馬を知らなかった時代のレースです。このレースの勝利で、1988年秋は『オグリキャップ vs タマモクロス』の伝説の芦毛対決へとヒートアップしました。
あと、電光掲示板のオーバーフローは、当時の中京競馬場は、『ローカル扱い』だったので、まさかこれほどまでに投票数が伸びると、当時は思っていなかったのではないかと想像します。 -
ソーニさんがいいね!と言っています。
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アイバイノチさん
こんにちは。
懐かしいレースです。クラシックに出れなかったオグリが古馬に挑戦し、
古馬をも一蹴したレースですね。
馬券としては、この配当では普通の人は買いませんね。
見て楽しんだレースだったんでしょうね。
(自分が本格的に競馬を始める前のレースです。オグリファンだったので
あとからこのレースで強さを再確認しました)