やっちの重賞回顧録[福島牝馬S(G?)]

　皆さん、こんばんは。今週も回顧録を書くよ。

　まず今週の1発目は、土曜の重賞メイン福島牝馬S(G?)です。

　取り上げたのは、2010年です。勝った馬は、レジネッタでした。

　レースは、ショウナンラノビアが先導し、ブライティアパルスが直後を追走する速いペースで展開しました。

　その速いペースを3コーナー地点で捕えに掛かったのは、昨年覇者のブラボーデイジー。残り250m地点で堂々と先頭に立つ。そのままの粘り込みで連覇を目指す仕掛けは、『小回り先行馬のお手本』と呼ぶのに相応しい状況でした。

　しかし、その逃げ込みをゴール前で捕えたのが、レジネッタでした。

　競馬の楽しみ方は、ファンの数だけ存在します。中でも、1頭の馬を現役から引退[ひいては、繁殖入りまで]追いかけるスタイルには、根強いものが有ります。

　そのスタイルで楽しむファンにとって、「ヤキモキする状況」があると思います。特に、長らく勝ち星から遠ざかる時期ではないのでしょうか。
　そして、その長いトンネルを抜け出た勝利には、また格別の喜びが生まれるものです。

　このレジネッタ。実に、桜花賞(G?)以来の2年振りの勝利でした。彼女の走る姿を追い続けるファンは、格別の勝利ではないのでしょうか。