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2013/05/10 21:30
やっちの重賞回顧録[京王杯SC(G?)]
今週も回顧録を書くよ。
今週の重賞は2つ。まずは、安田記念(G?)の前哨戦、京王杯SC(G?)です。
ご存じ、このレースは、芝1400mで行われます。更に、(私が時折予想日記に書いているが・・・)1400mにはG?がありません。
つまり、このレースが1400mの最高格のレースになります。
ファンとしては、
(A)1400mの高速決着を求める競馬
(B)短距離のスターホースの激突
が熱い記憶に残るレースになると思います。
[※馬券を買うファンには、(C)波乱の決着 もあるか・・・]
今回は、(B)に相当する熱い記憶に残るレース・・・1996年を取り上げます。
実は、この年からNHKマイルC・高松宮記念のG?誕生がありました。その為、開催月が『5月』となったのです。
(※でも機能面は、安田記念(G?)への前哨戦はそのままです。)
レースは、内枠からエイシンミズリー が先導する展開。その直後に、ナムラコクオー ・ヤマショウキロク ・ビッグショウリ が直後を追走しました。
人気のタイキブリザードは、ほぼ中段の馬群の中。もう1頭人気のトロットサンダーは、行き脚がつかず、殿の追走となりました。
平均的な馬群の長さ(約9馬身圏内)で進み、500mの直線の叩き合いになり、逃げ馬・先行集団が、馬群に飲み込まれる。
その後、力強く抜け出るのは、タイキブリザード。しかし、その内埒をもっと鋭く抜け出るのは、ロイヤルブルーの勝負服ハートレイク。遅れて、猛烈に突っ込むのがトロットサンダー。3頭が小差にひしめき合いながら叩き合うゴールシーンとなりました。
勝ったのは、ロイヤルブルーの勝負服ハートレイクでした。半馬身差の2着が黒き重戦車:タイキブリザード。アタマ差3着は、緑面子のトロットサンダーとなりました。
このレースは、当時TVの結果を通じてみた時に印象に残っています。終わった瞬間、それぞれに末脚の鋭さの印象もありながら、戦前・戦後も『火花が散り続ける印象』を強く残した1戦でした。
因みに・・・・上位3頭
1着:ハートレイク
2着:タイキブリザード
3着:トロットサンダー
の名前を見て気付いたファンがいると思います。実は、
『3年連続の安田記念(G?)優勝馬』なのです!
1着:ハートレイク [1995年優勝]
2着:タイキブリザード [1997年優勝]
3着:トロットサンダー [1996年優勝]
あと、これも実は、特筆すべき記録もあるのです。それは、芝1400mの京王杯SC史上唯一の、
上位3頭が全て「58kg以上の斤量を背負った馬」で決着したレースでもあります。
本当に強い短距離のG?優勝馬同士のぶつかった1戦です。