やっちの重賞回顧録[目黒記念(G?)]

　明日は、ダービーに加え、もう一つ重賞があります。そうです、目黒記念(G?)です。

　第1回の日本ダービーの行われた競馬場が目黒競馬場なので、それを記念して付けられたそうです。

[※因みに、JR目黒駅を降りると、競馬場跡が信号などの標識として未だに残っていますよ。]

　閑話休題。この重賞は、『冬(2月中旬)の風物詩』という記憶のあるファンは、かなりのキャリアだと思います。あと、『年2回施行されていた』という記憶のあるファンは、生き字引だと思います。

　現在は、5月の下旬(宝塚記念(G?)へのStep)となっています。

　選んだのは、2000年です。この年の馬場状態は、降り続いた雨の影響で重馬場となりました。

　レースは、ホットシークレットとトキオアクセルが飛ばす展開でスタート。人気の一角マチカネキンノホシは、好位置に付ける。その後ろにロードプラチナム、スエヒロコマンダーと付ける。その後ろにステイゴールドが付けた。

　レースは、残り500mの直線に入り、逃げ馬がバテた。そのタイミングで人気のマチカネキンノホシが先頭に躍り出る。そのまま勝つか！と思った矢先、鋭い形相で突っ込む馬がいた。それが、ステイゴールドだ。

　いつものゴール手前で伸び喘ぐ様相と違い、この日は鋭い脚で追い込んだ。最後は、1馬身少々の差を付けて勝利を納めた。

　その後、信じられない光景が競馬場を包み込んだのです。それは・・・万雷の拍手、おめでとうの祝福の歓声、ウイナーズサークルのファンの祝福があったのです。

　このレースは、ステイゴールドの初重賞勝利そして、2年8か月ぶりの勝利であった。

　G?でもないのに・・・こんなに拍手・歓喜・歓声が止まない土曜日が久しぶりにあるんだと思ったのです。

　いや、競馬を長く続けて見ていると、こんな光景に立ち会えるのですね。喜怒哀楽溢れる競馬ファンで良かったと思います。

　馬券の的中で一喜一憂するだけでは勿体ないと思いますよ。