やっちの重賞回顧録[函館スプリントS(G?)]

　今週も、回顧録を書くよ。今週の重賞の一つ目は、函館スプリントS(G?)です。

　このレースが行われる週になると、『夏が来た！』と感じるのが競馬ファンの感覚だと思います。選んだのは、1996年です。

　因みに、レース名は『誤植』ではありません。実は、北海道の競馬日程で1996年までは

6?7月：札幌　→　8?9月：函館

でした。

　現在は、札幌と函館が逆転しています。(※でも今年は、札幌は開催無しです。)

　そんな訳で、この年のレースは『札幌スプリントS』です。

　レースは、スリーコースがダッシュ良く飛ばす。その後をオギティファニー、トーヨーロータスらが追走する。他の馬は差す機会を伺う展開となりました。

　直線は、先行集団の外に持ち出したノーブルグラスが、残り200mで堂々と抜け出し3馬身の完勝を飾りました。

　でも、このレースのハイライトは、馬以上に騎手です。

　勝った鞍上の安田 富男騎手は、『JRA史上初の全10場重賞制覇』という快挙を成し遂げたのです。騎手は、ムチ1本で日本中(今では世界中)を飛び回ります。また、競馬があらゆる地で行われる以上、騎手・ファンも色々な競馬場を回ってみたいという想いを持つ事と思います。そんなあらゆる地を駆け回って戦った苦労が伺える快挙となりました。

　突然ですが、皆さんはこれまで何場の競馬場を訪れたでしょうか？　因みに、私は、JRA(中央)では3場、NRA(地方)では4場です。
　ああ・・・書いているうちに、旅がしたくなりました。