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2013/10/05 15:40
やっちの重賞回顧録[デイリー杯2歳S(G?)]
今週は、いよいよ東京・京都に移ります。その2歳重賞、デイリー杯2歳S(G?)です。
因みに、現在の施行距離:1600mは、1997年以降続いています。
今回取り上げたレースは、実は、『中央競馬と地方競馬のルールを変えた人馬』を知って欲しい為のレースを取り上げました。1999年です。
その年の勝ち馬は、笠松からやって来た快速レジェンドハンターです。
中央勢は、デビュー戦をブッ千切ったマチカネラン・野路菊賞勝ち馬ラガーレグルス・芙蓉S勝ち馬トッププロテクターなど将来性溢れる馬もいました。
レースは、全馬が互角のスタート。その刹那、中央勢が行かないのを見るや否や、安藤勝己騎手が強気に行ったレジェンドハンターがハナを切った。その後に、 ブイイオン ・キングバルが続くが、外回りの坂上では、徐々にリードを開く。
その展開に中央勢の人馬は、『どうせ止まるでしょ!』と思ったのかもしれません。その思惑は、直線入り口で潰える。
直線に入ったレジェンドハンターは、手応えに余裕があり、2番手以下に5馬身以上の差を付けて入る。その後も脚色が全く衰えず余裕綽々の逃げ切りを収めました。
2着には、直線で猛然と突っ込むラガーレグルスが入った。でも、その突っ込みも空しくさせる程に強かったレジェンドハンターのスピードが際立ちました。
その彼、次走は、朝日杯3歳S(G?)でもそのスピードを見せつける。超ハイぺースにもかかわらず、坂下で先頭に立ち『あわや圧勝か』という2着に入った。
その活躍に翌年『前年にG?2着以内に入った地方調教馬』は地方特定ステップを経なくても中央のトライアルレースに出られるようになったのです。
でも・・・そのルールは、ライデンリーダーの活躍直後に制定されていたら という想いが過ぎる想いがする人馬のレースでした。