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2014/05/31 17:13
日本ダービー(G1)見解(危険馬の見解)
ここ日本ダービー(G1)でも、今年の危険馬を指名したいと思います。
今年の危険馬は、ワンアンドオンリーです。どこに危険を感じるか。それは、いくつかあります。その中でも、最大のガンは、
ラジオNIKKEI杯2歳S(G3)[阪神芝2000m]
です。恐らく、POGを嗜んでいるファンは、大注目のレースと思って見た事と思います。ですが・・・・・・・、
今年は3つの理由で、超・超・超 低レベル と断言したいと思います。
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(1)3着以内の決着馬について
いきなりですが、この世代の上記レースの1?3着は以下の通り。
1着:ワンアンドオンリー
2着:アズマシャトル
3着:サトノアラジン
でした。では、この3頭の前走は、以下の通り。
1着:ワンアンドオンリー[東京スポーツ杯2歳S(G3)6着]
2着:アズマシャトル [千両賞(500万下)2着]
3着:サトノアラジン [東京スポーツ杯2歳S(G3)5着]
何と(!)、全て『前走がG1以外のレースに出走して、敗北している』馬の独占なのです。
このような事態は、1991年以来、ただの1度も起こらなかった異常事態なのです!
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(2)1番人気について
また、このレースの単勝1番人気は、どの馬かというと、
サトノアラジン(3着)[前走:東京スポーツ杯2歳S(G3)5着]なのです。
何と(!)、『前走がG1以外のレースに出走して、連対を外している馬』が単勝1番人気に推されたのです。
実は、このような事態は、(1)と同様に1991年以来、ただの1度も起こらなかった異常事態なのです!
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(3)レース終了後の状況について
実は、ここにも触れたいと思います。そして、ここが最大の肝なのです!
では、単勝1番人気は、サトノアラジン。では、単勝2番人気は?
単勝2番人気:モンドシャルナ (AKB48 小嶋陽菜さんの名づけ馬として有名)
です。
では、上位単勝2番人気以内の 3歳1月?5月末までの消化レースは、以下の通り。
●サトノアラジン
2/24 共同通信杯(G3)3着
3/15 ゆきやなぎ賞(500万下)2着
●モンドシャルナ
1/25 若駒S(OP)4着
3/1 水仙賞(500万下)2着
4/5 アザレア賞(500万下)7着
何と(!)、POG期間中に500万下クラスへと出直し出走をしただけでなく、しかもその条件クラスですら(!)勝てないままPOG期間を終えたのです。
実は、ラジオNIKKEI杯2歳S(G3)で、単勝上位2頭に推された馬が、3歳1月?5月末までの間に500万下クラスに出直し出走した馬が少なくとも1頭が発生した年度は、以下の通り。
1993年:タイキパイソン
1999年:シルヴァコクピット
2007年:ダノンイサオ
2013年:サトノアラジン、モンドシャルナ
(※年度の右の記載馬は、3歳1月?5月末までの間に500万下クラスに出直し出走した馬)
何と、単勝上位2頭共に、該当するのです。
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(1)?(3)を見て、『こんなに低レベルなのか』と思ったことと思います。
本題は、ここから。実は、(3)に記載した状況が発生した年度の全出走馬が、現役時代にG1の勝ち星を挙げた馬は、何と1頭もいないのです!
更に、3着以内を1回でも挙げた馬は、以下の馬。
1999年:エリモブライアン[2000年 菊花賞(G1)3着]
2007年:フローテーション[2008年 菊花賞(G1)2着]
2007年:マイネルファルケ[2009年 マイルCS(G1)2着]
たった3頭しかいないのです。
しかも、POG期間内の3歳初夏までにG1で馬券になった馬は、何と1頭もいないのです!
つまり、3歳春?初夏の早熟性を求められるG1では、『貴方達の素質は、しょせんその程度』と解釈をせざるを得ないと思います。
それでも、今年のラジオNIKKEI杯2歳S(G3)出走馬を買えると思うのでしょうか?
私は、『決して無い!』と断言します!