2014年凱旋門賞(見解1)

　歴代92回で、"これをやってしまうと勝てない" 消去データで斬ります。

[?]4歳以上馬編

●Ruler Of The World 、Flintshire、Al Kazeem、Treveについて

　上位3頭は、昨年走った馬。その馬の再挑戦は、想像以上にシビア。

　(大前提)昨年以前で1度でも凱旋門賞(G1)を走って敗退経験がある

　その上で、以下の(A1)?(A3)を満たすと勝てません。

　(A1)凱旋門賞(G1)敗退後、欧州圏以外の国のG1を走って連対が無い上に、今年度0勝
　(A2)凱旋門賞(G1)敗退後、1年の間に、G1を走って1回も連対が無い
　(A3)凱旋門賞(G1)敗退後、1年の間に、G2以下を走って敗退経験がある馬

　この手のデータは、凱旋門賞で打ちひしがれた馬が1年経って、驚くような成長を見せない限り苦戦必至。

　(大前提　＋ A1) ⇒ Flintshire、Treve
　(大前提　＋ A2) ⇒ Ruler Of The World
　(大前提　＋ A3) ⇒ Al Kazeem

●Spiritjimについて
　今年、サンクルー大賞(G1)で1位入線(後に失格)があった馬。確かに、成長はしています。しかし、

　(B)G1勝ち(1位入線)はあるが、その後に、G2以下で単勝2番人気以下で連対外した馬

　この手の馬は、本当に実績を挙げた値打ちが低い馬です。

●Gold Shipについて
　実は、もう5歳。でも、この馬にも思わぬキズがあります。実は、前走『札幌記念(G2)：2着』です。

　その先着を許した馬は、Harp Star(牝3)です。しかも彼女は、古馬牡馬とのG?を勝っていない馬。それに超されたのが痛い点。

　(C)5歳以上で、牝馬に先着を許した中で、古馬牡馬とのG1を勝っていない牝馬に先着を許した5歳以上の牡馬

　は、凱旋門賞史上1頭も勝てません。

●Ivanhoweについて
　前走、バーデン大賞(G1)を快勝した馬。確かに4歳の中では成長著しい。しかし、

　(大前提)欧州調教馬でエリアを3分割する
　　　(エリア1)英・愛　(エリア2)仏　(エリア3)独・伊
　
　その上で、

　(D)欧州調教の4歳以上馬で、自国の調教国エリア以外に遠征した経験がありながら、G1で全て4着以下ばかり or G2以下で連外しばかり

　この手の馬は、別エリアへの輸送(馬場以上に重要)に弱い。この手の馬も、凱旋門賞史上勝った事が無いのです！