884件のひとこと日記があります。
2014/10/05 17:04
2014年凱旋門賞(見解4)
【マクロ面の予想】
今年の予想印は、ほとんどが3歳馬ばかりにしました。それだけ、4歳以上の馬について危険な面を指摘したいと思います。
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[危険File1]欧州 現5歳世代について
●昨年の日記で、これを書きました。
『2013年度は、欧州生まれ・欧州調教 の4歳馬の出走馬が1頭もいない』事態は、何と(!!)80年振りの異常事態なのです。
●一昨年の日記では、これを書きました。
今年の3歳世代は、『西欧競馬開催国(英・仏・愛)で芝で古馬牡馬との混合G?を1勝も挙げていない』
また、この手の事態が起きたのは、1988年以来の24年振りです。
あれから、現5歳世代は、古馬牡馬混合のG1勝ちは、
Noble Mission(タタソールズGC(愛G1)、サンクルー大賞(仏G1))
The Fugue(プリンスオブウェルズS(G1))
Mukhadram(エクリプスS(英G1))
の4勝。しかし、その後に現3歳世代に先着を許した馬ばかり。結局、「弱い世代のレッテル」を剥がせないままです。
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[危険File2]欧州 現4歳世代について
今年は、これをスクープ級のネタとして書こうと思います。
現4歳世代(2010年産まれ)が、欧州圏(英・愛・仏・独・伊)の古馬混合の芝2000m?2400mのG1の勝ち星は、何勝挙げたかを調べました。それは、
5勝
である。これは、現在の欧州圏G1体系になってから(1973年世代以降)史上最低ペースである。(※更に、2番目に遅いペースの世代は、2007年産の8勝)
更に、そのうち、西欧圏(英・愛・仏)古馬混合の芝2000m?2400mのG1の勝ち星は、何勝挙げたかを調べました。何と(!!!)
1勝 (Spiritjimの入線を含めても2勝)
です。これも史上最低のペースです。
凄い事に、そのわずか1勝は
2013年凱旋門賞(G1) Treve(現:牝馬4歳)
のみである。何と、牡馬が "本当の" G1制覇を挙げた馬が、1頭もいません!
(※更に、2番目に遅いペースの世代は、1990年・2002年産の4勝。)
特級の事態は、現3歳世代に対して
欧州圏(英・愛・仏・独・伊)の古馬混合の芝2000m?2400mのG1の勝ち星
西欧圏(英・愛・仏)古馬混合の芝2000m?2400mのG1の勝ち星
は、1年少ないにもかかわらず、越される始末なのです。
2010年産 2011年産
欧州圏集計 1勝 3勝
西欧圏集計 5勝 5勝
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[自身の見解File-J]日本調教馬の凱旋門賞挑戦について
これは、どうすれば勝てるかを考える人が増えてきました。これも、現時点で見解を述べておこうと思います。
実は、4歳以降になって挑戦するのはリスクが高いと思います。こう考える最大の特徴は、次の出走馬馬柱を見ると見えます。
産経大阪杯(G2)
2011年 エイシンフラッシュ・ダノンシャンティ
vs
2012年 トーセンジョーダン・アーネストリー
何を指摘しているかというと、
『根底斤量の軽量化(減少化)』
である。
実は、上記の出馬表の斤量は、
産経大阪杯(G2)
2011年 エイシンフラッシュ・ダノンシャンティ (59kg)
vs
2012年 トーセンジョーダン・アーネストリー (58kg)
です。
上記4頭は、全て『近1年以内に3歳以上のG1勝ちがある馬』です。
つまり、増分2kgは共通、差は『根底斤量』です。
しかも、例に挙げた産経大阪杯に限らず、G2以下の重賞では、ほぼ全部においてこの『根底斤量』の減少化が2012年以降あったのです。
その措置は、恐らく無意識に聞くコメント『斤量がきつい』という趣旨の声を受けてのものと思われます。
しかし、これは古馬の重斤量への対応性を確実に落とすものと思います。
従って、早い段階で行くのが良いとJRA側は、無言のうちに言っている様に思います。
では、3歳勢ではどの様な馬が行くべきについてはこれを想定しています。
クラシック2冠を圧倒的人気で2冠とも獲れるだけ(同世代内では、1枚違うという扱い)の馬が最善と思います。
それ故、今年に日本3頭では、ハープスターを断然の上位と見た理由です。
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スーパーやっちさん
⇒ニャンフニャンコネットーリさん、「いいね!」有難うございます。
それにしても、いの一番に消した「現4歳世代」に1-2finishを決められてしまい、完敗でした。
それにしても、Treve[トレヴ]は、昨年と馬場状態が異なる下での連覇に脱帽しました。 -
ニャンフニャンコネットーリさんがいいね!と言っています。